Be子どもと本の勉強会で、いっしょに学んでいた林博子さんが、本をだされました。『草いきれ』です。
みずみずしい言葉でこどもの心をとらえた、短編連作集です。舞台は塩尻。夫の母の出身 岡谷のすぐとなりで、知らない土地ですが、気候などきっと諏訪地方と似ていると思いながら、長野中部地方を想像しながら、読みました。

さて、最初に「いっしょに学んでいた・・・」と過去形で書いたのには理由があります。この本がでる直前、ご病気で命をおとしました。書ける方だっただけに、もっと書きたかっただろうと胸がいたくなります。
林さんは、笑顔がやさしくて、後からBeにはいったわたしを、とてもあたたかく受け入れてくれました。河合二湖ちゃんの初出版をご自分のことのように喜び、抱き合っていたのも、目にうかびます。
今回の作品にも、そのやさしいお人柄が時折でてきますが、書き手としてしっかり人物を見ている所が印象的でした。それぞれ問題をかかえた仲間たちで最後におこなわれる草ぞり大会で物語は未来に希望を残し、余韻をたたえながら終わります。
林さんも小さい時、草ぞりをされたのでしょうか? それが楽しかったのでしょうか?
それを直接問えないのが、ただただ、悲しいです。
表紙はオリオン出版さんが手がけました。みどりの色合いがとてもきれいです。
林さんのご冥福を願い、また、この本がたくさんの方に読まれることを願っています。
みずみずしい言葉でこどもの心をとらえた、短編連作集です。舞台は塩尻。夫の母の出身 岡谷のすぐとなりで、知らない土地ですが、気候などきっと諏訪地方と似ていると思いながら、長野中部地方を想像しながら、読みました。

さて、最初に「いっしょに学んでいた・・・」と過去形で書いたのには理由があります。この本がでる直前、ご病気で命をおとしました。書ける方だっただけに、もっと書きたかっただろうと胸がいたくなります。
林さんは、笑顔がやさしくて、後からBeにはいったわたしを、とてもあたたかく受け入れてくれました。河合二湖ちゃんの初出版をご自分のことのように喜び、抱き合っていたのも、目にうかびます。
今回の作品にも、そのやさしいお人柄が時折でてきますが、書き手としてしっかり人物を見ている所が印象的でした。それぞれ問題をかかえた仲間たちで最後におこなわれる草ぞり大会で物語は未来に希望を残し、余韻をたたえながら終わります。
林さんも小さい時、草ぞりをされたのでしょうか? それが楽しかったのでしょうか?
それを直接問えないのが、ただただ、悲しいです。
表紙はオリオン出版さんが手がけました。みどりの色合いがとてもきれいです。
林さんのご冥福を願い、また、この本がたくさんの方に読まれることを願っています。