JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

洪水被害に思う

2019-10-16 10:44:43 | 日記
 台風19号は風より雨の被害が大きかった。千曲川、多摩川、阿武隈川をはじめ
多くの河川で堤防の決壊、オーバーフローで多くの住宅が浸水しました。
罹災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 100年この方で一番多く雨が降ったとも言われております。
 これまでの予想で河川の堤防が造られていて、その予想を超えた雨が降れば
決壊もやむなしです。
 いくら人間が予想し、対策して堤防を造っても、自然の猛威には敵いません。
 これまでもスーパー堤防計画などが唱えられましたが、堤防のすぐ側まで住宅
が建ってしまい、もう川幅を拡張することは無理でしょう。

 戦後大分川の側に住んでいて、何度も堤防の拡幅工事を見てきました。子供の
ころは拡幅工事の土砂を運ぶトロッコの線路が遊び場でした。
 堤防を造ってはその外側にまた新しい堤防を築いていくということで河川敷が
広くなってゆきました。でも今ではもう拡幅する余地はありません。
 これは全国何処の都市の川でも同じことでしょう。
 
 今また場所はかなり上流で海より6kmですが、大分川に側に住んでおります。
堤防まで40mです。いつもその堤防上の道を散歩しております。
 普段は流れる水も少なく、川底も浅い状態です。
 年月がたてば川底に砂利が堆積し、しだいに浅くなるのは当然です。
 今朝の大分川の河川敷の状態のスナップをご覧ください。






 河川敷は林となり、森が出来ているのです。川面はホンの少しです。
 大きな木が生長しております。
 川幅を拡張できない今はこの河川敷を整備して、大量の水が流れやすくする
ことが必要ではと思うのです。もう4,5年前になりますが、一度手前の河川敷の
立ち並ぶ木が10本ぐらい伐採されたことがありますが、そんなものでは役立つと
は思えません。
 河川工学の専門家が河川事務所にはいることでしょうから、素人がとやかく
言うことではないかもしれませんが、川の流れを良くして、流量の許容値を増やし
上流からの水を速やかに海に流すことが洪水を防ぐには必須でしょう。
 このように河川敷に森と成す木々はあってはいざというとき、相当の抵抗に
なることは誰でもわかることでしょう。
 国土強靭化計画がどのような内容かは知りませんが、どうか川幅が大きく
出来ないのであれば、川底の浚渫と河川敷の整備を速やかに進めてもらいたいも
のです。
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