しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

8/26映画「内部被爆を生き抜く」の上映会に行ったこと。

2012年09月07日 04時21分12秒 | その他情報

鎌仲ひとみ監督のトークライヴもあるせいか、お子様連れのヤングママがたくさん観に来ていました。映画上映前にマルシェがあって、美味しい食事や、安全な商品の販売が行なわれていました。

主催者さんたちの挨拶があって鎌仲監督の紹介があって映画が始まりました。

映画の内容はあまりにも多くの重要な情報が詰まりすぎているので、この映画を何らかの方法で観ていただくことが一番いいと思います。子どもを守るのは親しかいません。国が国民を守るっているとは思えない現状を認識した方がいいし、子どもの命を守るため親が無知のままでいられないと思いました。他人事ではなく、少しでも早く福島付近の被災者の救出に日本中の民間の力を貸して欲しいと思いました。

映画の上映後鎌仲監督のトークライブがありました。

鎌仲監督のトークの中で僕に一番ガーンときたことは、日本の原発は発電することでできる放射性廃棄物から再度六ヶ所村再処理工場でプルトニュームを作り、大量に蓄積するためにその計画が始まったらしいということだった。その計画の裏の目的が原爆の材料であるプルトニュームの生産であると、戦後原発推進した人々が証言したNHKのドキュメント番組で言っていたそうです。日本が合法的に実質的に原爆をいつでも作れる状態にしておきたい人たちが原発を推進してきているということです。

日本を核武装したい人たちが、原爆の材料集めを発電というカモフラージュにしているのが、原子力発電所であるということです。

このことで、政治的なことは書かないと決めていたこのブログではありますが、「原発ゼロにすべき」と明記しておきます。

福島付近では、まだら状に高濃度と低濃度の放射線汚染地域があり、低放射線であっても、長期に受けていると、被ばくしてしまう危険があること、子どもの健康を考え安全な土地へ転居しようとすると、故郷を捨てる裏切り者のように責められること、仮設に非難して一時仮払金として払われた100万円を東電に返せと迫られている人たちがいることなど、被災者の実情で知らないことがたくさんありました。

別情報ですが現在国や県の放射線の除染費用が家1軒あたり70万円くらい出るらしいですが、実際には最低でも約500万円以上かかるとのこと。水や食事で内部被ばくしないようずっと気を使わなければならないお母さんたちは大変だと思います。

どちらにしろ、東北から九州に転居してきている家族は少なくないので、みんな仲良くしてあげて欲しいとのことでした。

 

この上映会では、もうひとつのイベントが。「100人の母たち」という写真展です。福島から九州に転居されてきた母であり写真家の亀山ののこさんの作品展で、福島のお母さんやら、九州のお母さんやら親子写真もあり、モデルとなったお母さんたちのメッセージも紹介されたスライドショーもありました。10月にはこの作品たちを含んだ写真集「100人の母たち」が出るそうです。

 

この映画「内部被ばくを生き抜く」のDVDが出ています。実は僕も買いました。3回も観なおしました。DVDには映画に入れられなかった4人の先生のインタビューの特典映像が付いていますが、その内容も貴重な内容です。

特に広島の原爆被害者の治療を66年間もされた肥田先生の被曝者の特徴と死んでいく様子や、チェルノブイリで被曝者の治療をずっとされているベラルーシの女医スモルニコワ・バレンチナさんの26年目のチェルノブイリの被災者の様子に大きく心を動かされました。

原発による放射線被害はさらに広がり、深刻になっていくことが想定できます。国も東電もできるだけ何もしないですまそうとすることが予想できます。ぜひこの映画観てください。そして、国民みんなで、なにも責任を果たさない人々に圧力をかけていく必要があると思いました。

あと、核ミサイルを日本が持つべきだと言う人には反対しましょう!!

とにかく無関心にならないようにしましょう。

http://www.naibuhibaku-ikinuku.com/dvd%E8%B3%BC%E5%85%A5/

このイベントをとおして、日本を変えるのは日本のママたちだなと思いました。

男や老人はダメです。

鎌仲監督をはじめとしてこのイベントを開催した主催者さんたちや、亀山ののこさん、そしてなんといっても観客のママさんたちにエネルギーをいただきました。

日本を変えるのは日本のママたちです。絶対!!