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【COGHCC聖書通読】 2017/02/23

2017-02-23 08:10:16 | 一日一章・聖書通読日記
歴代志上 21:1-6
『時にサタンが起ってイスラエルに敵し、ダビデを動かしてイスラエルを数えさせようとした。 ダビデはヨアブと軍の将校たちに言った、「あなたがたは行って、ベエルシバからダンまでのイスラエルを数え、その数を調べてわたしに知らせなさい」。ヨアブは言った、「それがどのくらいあっても、どうか主がその民を百倍に増されるように。しかし王わが主よ、彼らは皆あなたのしもべではありませんか。どうしてわが主はこの事を求められるのですか。どうしてイスラエルに罪を得させられるのですか」。 しかし王の言葉がヨアブに勝ったので、ヨアブは出て行って、イスラエルをあまねく行き巡り、エルサレムに帰って来た。 そしてヨアブは民の総数をダビデに告げた。すなわちイスラエルにはつるぎを抜く者が百十万人、ユダにはつるぎを抜く者が四十七万人あった。 しかしヨアブは王の命令を快しとしなかったので、レビとベニヤミンとはその中に数えなかった。』

歴代志ではダビデとバテシバの姦淫の罪は記されていませんが、ダビデがイスラエルの人口調査を行った罪はサムエル記と同様に記録されています。これは歴代志がバビロン捕囚から帰還したユダヤ人たちのために、イスラエルという国はどうあるべきかを示す書物だからです。ですから個人的な罪は省略しても、民全体に影響の及ぶ罪については書き残す必要があったのです。

ここでダビデが犯した罪は、国力を誇示するための人口調査です。イスラエルの国は神様によって建てられ、神様が守られ、神様によって栄え、それらの祝福を通して神様に栄光を帰するために存在すべきものです。しかしダビデは国の力を人口をもって数え、徴兵によって国を守り、人に頼って国の威力を誇示しようとするサタンの誘惑に負けてしまったのです。

そのことにいち早く気付いたヨアブはダビデに思い止まらせようとしましたが、ダビデ王は頑として主張を曲げず、ダンからベエルシバに至るまで、すなわちイスラエルの最北端から最南端まで、あまねく人口調査が行われました。このことを快しと思わなかったヨアブは、あえて神様に仕えるレビ人とエルサレムに住むニヤミン族を除いて人口調査を行いました。神様に最も近い人々を、罪に陥らせたくないと考えたのかもしれません。

サタンは私たちが幸福の絶頂期にあるとき、誘惑を仕掛けます。イスラエル全土を統一し、連戦連勝を重ねて隣国の脅威もなくなり、平安と祝福の最高潮に達したまさにそのとき、巧妙に誘惑したサタンの戦略にダビデはまんまと引っかかってしまいました。「勝って兜の緒を締めよ」との諺の如く、私たちは絶好調の時にこそサタンの誘惑に陥らないよう、気を引き締めて、神様の御心を常に求め続けなければなりません。

http://bible.com/81/1ch.21.1-6.ja1955

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歴代志上 21:7-14
『この事が神の目に悪かったので、神はイスラエルを撃たれた。 そこでダビデは神に言った、「わたしはこの事を行って大いに罪を犯しました。しかし今どうか、しもべの罪を除いてください。わたしは非常に愚かなことをいたしました」。 主はダビデの先見者ガデに告げて言われた、 「行ってダビデに言いなさい、『主はこう仰せられる、わたしは三つの事を示す。あなたはその一つを選びなさい。わたしはそれをあなたに行おう』と」。 ガデはダビデのもとに来て言った、「主はこう仰せられます、『あなたは選びなさい。 すなわち三年のききんか、あるいは三月の間、あなたのあだの前に敗れて、敵のつるぎに追いつかれるか、あるいは三日の間、主のつるぎすなわち疫病がこの国にあって、主の使がイスラエルの全領域にわたって滅ぼすことをするか』。いま、わたしがどういう答をわたしをつかわしたものになすべきか決めなさい」。 ダビデはガデに言った、「わたしは非常に悩んでいるが、主のあわれみは大きいゆえ、わたしを主の手に陥らせてください。しかしわたしを人の手に陥らせないでください」。 そこで主はイスラエルに疫病を下されたので、イスラエルびとのうち七万人が倒れた。』

ダビデがイスラエルの国に犯した高慢と不信仰の罪の故に、神様はイスラエルを撃たれました。ようやく罪に気付いたダビデは主に赦しを乞いましたが、神様は3年の飢饉か、3ヶ月間人から追われるか、3日間の疫病か、三者択一の形で懲らしめを与えました。サムエル記を読むと、3年間の飢饉も、我が子アブサロムに追われる出来事も、ダビデは既に経験していました。それらを再び繰り返したくないと思ったのか、ダビデは3日間の疫病を選びましたが、その結果何の罪もない7万人ものイスラエルの民が命を奪われてしまいました。

指導者の犯した罪は、自分一人に留まらず、多くの人々に影響を及ぼします。私たちは国王にはなれないかもしれませんが、何かしらの形でリーダーとして選ばれることはあるでしょう。何よりも、私たちは神様の祝福を受け、人々に神の愛と救いを伝えるべき神の民として、この世の中から選ばれている者であることを忘れてはなりません。もし私たちが罪を犯すならば、どうしてこの世の人々が救われるでしょう。このことを肝に銘じて自らきよさを保ち、罪を犯すことのないように細心の注意を払う私たちでありますように。

http://bible.com/81/1ch.21.7-14.ja1955

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歴代志上 21:15-19
『神はまたみ使をエルサレムにつかわして、これを滅ぼそうとされたが、み使がまさに滅ぼそうとしたとき、主は見られて、この災を悔い、その滅ぼすみ使に言われた、「もうじゅうぶんだ。今あなたの手をとどめよ」。そのとき主の使はエブスびとオルナンの打ち場のかたわらに立っていた。 ダビデが目をあげて見ると、主の使が地と天の間に立って、手に抜いたつるぎをもち、エルサレムの上にさし伸べていたので、ダビデと長老たちは荒布を着て、ひれ伏した。 そしてダビデは神に言った、「民を数えよと命じたのはわたしではありませんか。罪を犯し、悪い事をしたのはわたしです。しかしこれらの羊は何をしましたか。わが神、主よ、どうぞあなたの手をわたしと、わたしの父の家にむけてください。しかし災をあなたの民に下さないでください」。 時に主の使はガデに命じ、ダビデが上って行って、エブスびとオルナンの打ち場で主のために一つの祭壇を築くように告げさせた。 そこでダビデはガデが主の名をもって告げた言葉に従って上って行った。』

主の御使はさらにエルサレムにも疫病をもたらそうとしましてが、神様はこの裁きを思い直され、御使の手を止められました。何の罪もないイスラエルや人々が疫病に倒れるのを見たダビデは、主に、私一人の罪のためにイスラエル全体に裁きを広げないように、私一人がその身に受けますと懇願しました。そこで神様はダビデに、オルナンの打ち場に祭壇を築くようにと命じられました。

罪からの回復は、主の御前に祭壇を築くこと、すなわち礼拝の中で行われます。私たちが礼拝を捧げるとき、真心からの悔い改めと、人々のためにわが身を差し出す自己犠牲、とりなしの心を忘れてはなりません。

http://bible.com/81/1ch.21.15-19.ja1955

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歴代志上 21:22-28
『ダビデはオルナンに言った、「この打ち場の所をわたしに与えなさい。わたしは災が民に下るのをとどめるため、そこに主のために一つの祭壇を築きます。あなたは、そのじゅうぶんな価をとってこれをわたしに与えなさい」。 オルナンはダビデに言った、「どうぞこれをお取りなさい。そして王わが主の良しと見られるところを行いなさい。わたしは牛を燔祭のために、打穀機をたきぎのために、麦を素祭のためにささげます。わたしは皆これをささげます」。 ダビデ王はオルナンに言った、「いいえ、わたしはじゅうぶんな代価を払ってこれを買います。わたしは主のためにあなたのものを取ることをしません。また、費えなしに燔祭をささげることをいたしません」。 それでダビデはその所のために金六百シケルをはかって、オルナンに払った。 こうしてダビデは主のために、その所に一つの祭壇を築き、燔祭と酬恩祭をささげて、主を呼んだ。主は燔祭の祭壇の上に天から火を下して答えられた。 また主がみ使に命じられたので、彼はつるぎをさやにおさめた。 その時ダビデは主がエブスびとオルナンの打ち場で自分に答えられたのを見たので、その所で犠牲をささげた。」

神様の御前に祭壇を築き犠牲を捧げようとしたダビデに、打ち場の持ち主であったオルナンは、その土地も、犠牲のために必要な牛も献上しますと申し出ましたが、ダビデはオルナンの申し出を断り、自ら買い取って祭壇を築き、犠牲を捧げました。まことの礼拝は、人からお膳立てられたまま捧げる受け身のものではなく、自ら犠牲を払って、身銭を切って、痛みを覚えて、捧げるべきものです。

そしてこのオルナンの打ち場は、 奇しくもアブラハムが我が子イサクを主に捧げようとしたモリヤの森、そして主イエス様が十字架にかかられたゴルゴダの丘と一致するそうです。まさに神様に犠牲を捧げるために最高の適所だったのです。ここに歴史をも越えて脈々と流れる神様の深遠かつ壮大な救いと祝福のご計画を垣間見ることができることを感謝いたします。

http://bible.com/81/1ch.21.22-28.ja1955
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【今日の聖句】 2017/02/23

2017-02-23 06:45:09 | 今日の聖句
ゼパニヤ書 3:17
「あなたの神、主はあなたのうちにいまし、勇士であって、勝利を与えられる。彼はあなたのために喜び楽しみ、その愛によってあなたを新にし、祭の日のようにあなたのために喜び呼ばわられる」。

試練の中でも主の愛を疑わず、かえって信仰に堅く立つ者を、後の日に主は高く引き上げ、勝利の喜びを祝う祭の日を迎えさせてくださいます。悲しみの日々の中にあっても希望を捨てず、絶望と荒廃の中から再び立ち上がる力と勇気を与えていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/zep.3.17.ja1955
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