昨年はじめて矢臼別演習場に米軍オスプレイが飛来した。
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今年のレゾリュートドラゴンは10月1日から14日まで、さらに大規模化する。
米軍1400人、自衛隊2100人、合計3500人。
帯広駐屯地を整備の中心とし、矢臼別、計根別、然別、上富良野、丘珠と５ヵ所でオスプレイを使った大規模な日米共同訓練だ。
さらに沖縄米海兵隊だけでなく、米海軍、米空軍まで参加する。
北海道の訓練場の距離は、沖縄ー石垣、石垣ー台湾に匹敵する。
なにをかいわんや、だ。
「シナリオ」なき訓練はない。
今回はどのようなものか？
アメリカの戦争に自衛隊が参加する。これこそ、差し迫った脅威だ。
時あたかも、政府の来年度予算案が発表された。
軍事予算が約６兆円といっきに増えており、金額を明示しない「事項要求」を１００件超盛り込み、６兆円なかばになる見込みだ。
射程1,000キロのミサイルは、中国本土も、朝鮮半島にも届く。
専守防衛の完全なる逸脱だ。
「軍事には軍事」という最悪の展開だ。
周辺国は日本の軍事力拡大により、さらに軍事を強めるだろう。
まさに悪循環だ。
日本の防衛を言うならば「外交」こそ重要であり、そこにこそ平和な未来がある。
このままでは人類の「おろかさ」の博物館になってしまう。