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え! 釧路市の貯金が100億円

2022-09-10 07:22:46 | 日記

釧路市の9月議会が始まり、本会議質問が終わった、
来週からは、委員会審議、決算委員会が始まる。

日本共産党の西村雅人議員は市長の統一教会との関わりをしつもんした。これにはテレビ局のカメラも入り、夕方にはニュースで放映された。答弁は、今後気を付ける程度のものであった。反省がみられない。

市議会には昨年度の決算も提案されている。
梅津則行議員が、釧路市の異常な貯金の増加を質問した。

  決算カードより作成

梅津議員によると、何と一気に増えて100億円に届こうとしている。その前の微増の時期には、市の借金を大きく減らしている。

どう見ても大きな「黒字」が続いている。
蝦名市長は「財政危機」を繰り返し主張し、数多くの市民サービスを削ってきた。その結果だ。
いわば市民の生活の犠牲の上に蓄積されたものだ。

では何に使うのか。
はっきりしているのではないか。

釧路駅の高架化だとしかいえない。

釧路で残された大型公共工事だ。
たしかに駅周辺の整備は必要だ。それが巨額なお金がかかる高架なのか?

ビルを建てれば人が集まるのか。
ではなぜMOOに人が集まらないのか。
こうした疑問には答えない。最近は防災・津波非難を高架の理由に追加している。

花咲線、釧網本線の廃線もそ上に上っているのにだ。

他都市と比べても大きな人口減少下の釧路市。
自民党型の大型公共工事優先、市民サービス切り捨ての従来型の政治の転換が求められている。

追 記
バブル時代の80年代、そしてバブルがはじけた90年代と巨額な大型ハコモノの建設が釧路でも行われた。
本来地方自治体の財源である地方交付税が、チソウサイ(地域総合整備事業債、今は廃止)などにより、国による公共事業促進に変質していった。
国から「何か建てるものはないか、交付税で後年度に面倒をみるから」と地方単独債を発行させていった。
地方の借金が大きくなった原因のひとつだ。

釧路市もその弊害が現れ、合併後も財政の収支が取れなくなるほどであった。基金が底をついてしまった。
 こちらに過去のブログ ⇒

いつも犠牲になるのが市民サービスであり、福祉削減という結果になる。

これが長い間の自民党型の政治だ。