自民党の国会議員は「統一協会」との関係を断ち切れるのか?
マスコミがアンケートをとった。
「断つことができない」との回答が、JNNで75%、読売新聞で72%とのこと。
これほど国民が被害を受けているのに!
情けないとしかいえない。
自民党の多くの国会議員は「国を愛するこころ」「国民の安全」などと述べているが、まったく中身がないことがわかった。
関心があるのは自らの議員としての地位ではないか!
自民党の茂木幹事長は「点検は調査ではない」という迷言を残した。
その結果、自民党が行った議員へのアンケートの結果発表を延期した。
「自浄能力」がまったくない。
もし本気ならば、統一協会との癒着の最大のキーパーソンである安部元首相。ここにきちんと切り込むことが必要だ。
まあ無理だと思う。
自民党という政党は、「政党」のていをなしていない。
政・官・財のうえに長いあいだあぐらをかいてきた結果ではないか。
そこには国民一人ひとりの生活はない。
統一協会の2世の問題がテレビや新聞で取り上げられてきた。
しんぶん赤旗も2世の証言を取り上げている。
そこには結婚の自由もない、お金はどんどん献金し、生活がギリギリに追いこまれている。
宗教的な脅し、「地獄に落ちる」「先祖の業が」など、恐怖を与えて精神的に縛り上げる。
そこには「個人の尊厳」や「人間的成長」もない。ガンジガラメにされている。
いわゆるマインドコントロールである。
宗教2世への社会的ケアが求められている。
追 記
先祖の話はそもそも仏教などであり、ましてや「先祖の業」「先祖のたたり」というのは、教団側の利益追求の道具だ。
よく「盂蘭盆会」のお話を聞いたことがあると思うが、お釈迦様の弟子の目連の母が地獄に落ちて苦しんでいる。どうしたら良いかとお釈迦様に問うたところ、多くの人にほどこしをおこなうこと。その結果母親は地獄から抜け出した、というお話だ。
いわば善行を行う「道徳」をといているのだが、これを教団側が意図的に使うと「支配」の道具に転化する。
カルト教団の使う手口でもある。