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宗教とは?

2022-09-25 08:06:49 | 日記

お彼岸の三連休は今日で終わり。大雨など大変であったが、今日は晴れがひろがった。

私は「中日」に、お彼岸の入りにお供えした供物の片付けに行ってきた。

寺院、仏教は間違いなく「宗教」である。

現在、「統一協会」(家庭連合)の反社会的なことが大きく取り上げられている。
それは霊感商法などの詐欺やマインドコントロールなどによって、家族を、個人を破壊していくことへの批判だ。
それが「宗教」と一体になっており、「信教の自由」が隠れみのになっているからだ。

「宗教ビジネス」などが平然と語られている。

少し前には、無差別殺人まで引き起こした「オウム真理教」事件もあった。

「信教の自由」のもとの「反社会的行為」が問題なのだ。
今回の「統一協会」の問題は「信教の自由」の問題ではない。

人の幸せを願いながら「宗教」の名で、壊していく。

「宗教」とは何か、家族や友人と考えるときではないだろうか。

「宗教」という言葉は、明治に入ってからの翻訳語である。
religion(レリジョン)の語源はラテン語の religio(レリギオ)から。

明治以前の日本では、仏、神、観音様、権現様など、具体的な信仰であった。

辞典の「知恵蔵」では、
「神仏などの超自然的存在に対する信仰、教義、儀礼、組織などをもって宗教と定義」

社会科学辞典では、
「上部構造としての社会的意識諸形態の1つ。その本質的特徴は、神や仏など超自然的なものが実在し、そのふしぎな力が自然や人間を支配する、という信仰にあり、それに直接むすびついた思想・感情・行為の総体と定義することができる。それは、さまざまな観念論とむすびついた神話や神学(教学)をもち、おそれ・あがめるなどの宗教情操や、おがむ・いのる・まつるなどの宗教儀礼をともなう。宗教は、原始社会にめばえ、社会のそれぞれの発展段階における階級関係を反映して変化してきた。苦悩・不安を脱し、幸福・安心を得ようとする大衆の切実な要求をとらえるが、反動勢力とむすびつく場合には、人民に幻想をあたえ社会進歩に否定的な影響をあたえる。逆に歴史上積極的な役割をはたした場合もある。・・・」

いずれにしても、学者の数だけ「宗教」の規定があるといわれるぐらいなので、あまり「宗教」という細かい規定にこだわらないほうが良いと思う。

自由と民主主義の歴史の発展過程で、大きな障害のひとつに「政教一致」があった。

権力と宗教が結びつくことにより、他宗教への抑圧・弾圧が行われてきたのが人間の歴史だ。

今回の「統一協会」問題は、自らの反社会的行為を権力の力でごまかそうとしてきたこと。同時に「安部首相も応援している」として信者の獲得に利用してきた。
自民党の議員はズブズブの関係になっていた。

そこに国民の生活を見ない政治家の、いや、政治屋の姿があらわになったのではないか。

宗教の問題を考える上で、
私の過去のブログを・・・

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