縄文先祖まで「解怨」献金
今日のしんぶん赤旗の一面の記事。
統一協会の「先祖解怨・祝福受付ガイドブック第5版」(2007年4月発刊)には、
供養が必要な先祖は、210代前まで(現在は430代前まで)。
1世代20年とすると、なんと縄文時代にまでさかのぼってしまう。
先祖の苦しみ、恨みを消滅させるため「先祖解怨式」の儀式が必要で、だから献金を。
ほとんど「脅し」の献金だ。
恐るべき「ガイドブック」であり、献金マニュアルだ。
これはもうキリスト教ではない!
仏教の「業(ごう)」と輪廻転生の考えだ。
そこにお金が絡んでくると「ビジネス」となり、もはや宗教ではない。
先祖の「宿業」があなたを不幸にしている。だから入信し、献金を、というのは、他の新興宗教でも、よく使っている手口だ。
輪廻転生は、インドの古代バラモン教、ヒンズー教、そして仏教へと引き継がれ、長い年月とマンパワーで精緻で複雑な教義になっていった。
輪廻転生は長い歴史のなかで、庶民にとっては善を行いなさいという道徳規律となり、また国家や教団による「支配」にも使われてきた。
天国や地獄、サタンなどの言語は、現実世界の、人間世界の反映である。
ウクライナでは戦場という地獄が生まれている。
第二次世界大戦では、6000万人ともいわれる途方もない殺人が行われた。
二度と戦争をしない。
その人類の到達点が国連憲章だ。これをしっかり守り抜く各国の努力こそ求められている。
経済ブロックが再び強められ、軍事ブロックも強化されている。軍事対軍事という悪循環が広がっている。
だからこそ、政治の流れを変えることが求められている。