社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

相対的貧困・絶対的貧困

2016-09-07 07:18:39 | 日記

NHKの女子高生の家庭の貧困報道を巡っ
て、バッシングがすさまじい。

クーラーがある・ない。
部屋にあれがあった、これがあった。もっ
と節約すれば中古の安いパソコンぐらい買
えるだろう。だからNHKは「ねつ造」報
道だ。

きっかけは一部の報道から始まったといわ
れるが、きちんと検証された報道ではなく
誤報記事でケリがついたようだ。しかし、
まだ収まっていない。

バッシングを続けるネット右翼、さらには
生活保護バッシングで名を馳せた自民党の
K国会議員など、そうした人々の知的・精
神的な「貧困」を強く感じざるをえない。

一人あたりのGDPが高く、豊かな日本で
あるはずなのに、絶対的貧困もあいかわら
ず存在し、生活苦で困っている相対的貧困
は大きく広がっている。

先日、国民健康保険料を滞納している高齢
のご夫婦の相談を受けた。

相対的に低い年金ではないご夫婦にもかか
わらず、病院に行くことすら我慢している
状況であった。

わずかながらの年金から、税金や社会保障
費の負担は天井知らずにふくれあがってい
く。消費税が追い打ちをかけている。

高齢になれば誰でも病院に通う。それを我
慢せざるをえない状況が広がっている。

自民・公明の政治が生み出した貧困である。

介護や医療など社会保障は争点にしない、
だんまりを決め込んでの参院選挙であった。
メディアがこれに大きく加担した。

2割負担や一部介護サービスの廃止など、
またぞろ国民負担増がでてきた。

絶対的貧困の存在と相対的貧困がひろがっ
ている。
食い止めるのは政治の役割だ。