社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

言葉と現実の乖離

2016-09-30 07:46:02 | 日記

乖離(かいり)とは、離れること。
安倍首相の代表質問への答弁を聞いて、
黒を白としたり、美辞麗句の修飾が多く
これほど現実と向かい合えない人もめず
らしいのではないか。

アベノミクスにとって都合の良い数字を
羅列し、批判をかわす。日銀も、株価操
作も限界に達しているのに認めようとし
ない。
経済の重要な側面である国民の生活がま
ったく見えていない。

TPPしかり、戦争法しかり、「もんじ
ゅ」も、沖縄米軍基地も。

政治家は抽象的な言葉、美辞麗句を使い
たがる。私も含めて「自戒」が必要だと
思っている。

私自身は、「唯物論者」たろうとしてい
る一人だ。

「唯物論」は哲学上の概念であり、客観
的実在を認め、意識はその反映であるこ
と。これ以上の意味はない。
この立場にたとうとすると、現実との格
闘が求められる。現実をつかみとろうと
する大きな努力が必要だ。

そして我々は、「解釈」だけでなく、「
変革者」である。有名な「フォイエルバ
ッハ論」にある一節だ。

豊かな日本で、格差と貧困はさらに深刻
化している。

現実がみえなくなっている安倍首相の演
説は、さしずめ哲学的には「観念論」に
陥っている。

それを打ち破るのは「実践」である。