台風の潮風により枯れた街路樹の一部に
青葉が芽生えている。赤い実も同居しな
がらの、秋の萌黄色という不思議な光景
がひろがっている。
蒸し暑い日々が続くという異常な釧路の
気温であったが、今日はいわし雲がひろ
がった涼しい朝であった。
沖縄の高江の米軍ヘリパットの工事に、
自衛隊機を投入した。驚くべきことだ。
法律も完全に無視した暴挙である。
稲田防衛省は、自衛隊の出動の理屈に、
防衛省設置法第四条十九
条約に基づいて日本国にある外国軍隊
（以下「駐留軍」という。）の使用に供
する施設及び区域の決定、取得及び提供
並びに駐留軍に提供した施設及び区域の
使用条件の変更及び返還に関すること。
どこをどう読んでも理解できないし、こ
の条項で自衛隊を建設に使えるなら何で
もありだ。
「法治主義」と「無法」が同居している。
安倍首相は、「法の支配」「法治国家」
などの言葉を多用するが、みずからの無
法は問わない。
権力者として「独裁」の道ではないか。
メディアであまり放映されないなかでの
沖縄での「暴走」がはげしい。
日本の台所ともいわれる東京筑紫市場の
豊洲への移転が揺れに揺れている。筑紫
市場の取り扱い金額は、２位をはるかに
ひきはなしている巨大市場でもある。
共産党の都議団が「盛り土」のデタラメ
ぶりを明らかにした。
もともと地下に有害物質が埋もれている
豊洲は「不適切」として批判してきた。
人の口に入る生鮮食品を扱う場所として
これほど不適切な場所はない。
それを「老朽化」の名のもとに強引に進
めてきたところに大きな原因があるので
はないか。巨額な利権もうわさされてい
た。
豊洲の設計も、使えない、使い勝手が悪
い、床が抜けるかも、アクセスが悪い・
・・・ 出てくるは出てくるは。
どうみても、先に巨大な「大型公共事業」
ありき、としかみえない。
今の筑紫市場の老朽化した建物を、使用
しながら、建て替えるという手法は可能
といわれている。
歴代の知事、議会与党の責任は重い。
徹底的な「膿」を出し切ることこそ求め
られている。
北朝鮮の５回目の核実験が強行された。
未来がまったくない選択へ進んでいる。
唯一の被爆国として怒りをおぼえる。
北朝鮮はあいかわらず「自衛のための核
抑止力」論をふりまわしている。
これは核兵器保有国や日本の「核の傘」論
と同じ立場だ。
軍事力対軍事力はいっそう危険なエスカレー
トにつながっていく。核兵器は通常兵器とは
まったく違うものであり、この道に未来はな
い。
自国政府に政治的・外交的努力を徹底的にさ
せること。
そして「核抑止力論」の克服が絶対必要だ。
この道とともに「核兵器禁止条約」の締結を
求める国民的、国際的なひろがりが重要とな
っている。
狂気の時代を終わらせるために。
羅臼町で再び土砂崩れが発生し、パトロー
ルしていた方が車ごと流されて亡くなった。
現地の人も羅臼の地形上、どこで起きるか
不安だと心配の声があがっていた。
大量の雨が山の保水力を上まわっていると
おもわれる。
最近は自然の外見を大切にした工事方法も
あり、国の責任で、調査・工事をすすめな
ければ、と思う。
二度とこうした事故を起こさないために。
パラリンピックがはじまった。
さまざまな障がい者がトップをめざして
奮闘する努力は、いつ見ても「すごい」
と思う。
中途障がい者は、そうした身体になった
ことでのショックが大きく、「絶望」的
などんぞこに落とされる。特に高齢での
失明は生活上の制限があまりの大きいた
め、ショックもひときわ大きい。
パラリンピックでの活躍は、どれほど大
きな励ましになるか。想像にかたくない。
「障害は個性」という考え方がある。
一見もっともらしいところがある。
しかし、どのような立場でこれを使うか、
である。
「個性」なのだから、支援はほどほどに。
表には出ないが、意外と陥りやすいもの
といえる。とりわけ政府がこれを使って
はダメ。現在の社会保障の削減につなが
るからである。
障害が本当に「個性」として、輝くため
には、さまざまな手厚い支援制度が必要
だ。制度とともに、人も金も必要だ。
国の財政支援を大きくするしかない。
将来、「障害は個性」となる日は必ず来
ると思っている。
パラリンピック、がんばれ！
昨日の蒸し暑さは釧路ではない感じだ。
あいさつも「どうなってるの」だ。
まもなくお彼岸だというのに、釧路にとっ
て「異常気象」となっている。
台風10号による災害によって、札幌まで
のＪＲ開通メドがまったくたっていない。
札幌へはバスしかない。
これまたあいさつも「困ったね」。
そして台風13号くずれが、また北海道に
近付いている。
早く涼しい秋がきていほしい。
ささやかな願いでもある。
自然災害にどう対応するのか。
「治山治水」は何千年にもわたる人類と
自然の息吹でもある。
江戸時代をはじめ、その時代の政府の姿勢
がよくあらわれる。
ＮＨＫの女子高生の家庭の貧困報道を巡っ
て、バッシングがすさまじい。
クーラーがある・ない。
部屋にあれがあった、これがあった。もっ
と節約すれば中古の安いパソコンぐらい買
えるだろう。だからＮＨＫは「ねつ造」報
道だ。
きっかけは一部の報道から始まったといわ
れるが、きちんと検証された報道ではなく
誤報記事でケリがついたようだ。しかし、
まだ収まっていない。
バッシングを続けるネット右翼、さらには
生活保護バッシングで名を馳せた自民党の
Ｋ国会議員など、そうした人々の知的・精
神的な「貧困」を強く感じざるをえない。
一人あたりのＧＤＰが高く、豊かな日本で
あるはずなのに、絶対的貧困もあいかわら
ず存在し、生活苦で困っている相対的貧困
は大きく広がっている。
先日、国民健康保険料を滞納している高齢
のご夫婦の相談を受けた。
相対的に低い年金ではないご夫婦にもかか
わらず、病院に行くことすら我慢している
状況であった。
わずかながらの年金から、税金や社会保障
費の負担は天井知らずにふくれあがってい
く。消費税が追い打ちをかけている。
高齢になれば誰でも病院に通う。それを我
慢せざるをえない状況が広がっている。
自民・公明の政治が生み出した貧困である。
介護や医療など社会保障は争点にしない、
だんまりを決め込んでの参院選挙であった。
メディアがこれに大きく加担した。
２割負担や一部介護サービスの廃止など、
またぞろ国民負担増がでてきた。
絶対的貧困の存在と相対的貧困がひろがっ
ている。
食い止めるのは政治の役割だ。
「かがやき」の2号が届いた。
今回は「肺移植」で職場復帰をはたした
学校の先生のお話が掲載されている。
あらたな命の復活ともいえる。
今年もドナーのつどい、移植者のつどいが
札幌で開かれる。
私たち夫婦の生体腎移植も、3年を経過した。
３年目健診を行ったが、順調であった。
透析生活と比べて、ＱＯＬは格段に向上した。
（釧路市 夫婦間生体腎移植 体験）
（私の経験はこちら→）
移植医療の基本は「献腎」だが、これがなか
なか伸びない。そのため、日本では欧米諸国
と違い、「生体間」が圧倒的に多い。
移植カードが公共施設やコンビニに置かれて
いる。免許証や保険証に記入項目がある。
人の意識を変えていくには時間がかかる。
地道に、さらなる啓蒙をしていくしかいない。
一人でも二人でも、明るい未来を拓くために。
４年前に、ドロップボックス（Dropbox）
から、6800万人のアカウントとパスワー
ドが盗まれ、最近になってネット上に流出
していることが報道された。
ドロップボックス（Dropbox）といえば
「クラウド」サービスであり、ネット上に
置くハードディスクといわれていた。
無料で２ギガバイトまで使えることから、
文書や画像の保管、全国どこででもアカウ
ントとパスワードがあれば読み出せる大変
便利なものであった。
（私はセキュリティの問題を感じて使った
ことはない）
便利さとセキュリティは相反するものがあ
る。「やっぱり、お前もか」と思った。
有名企業も含め、あちらこちらでネット上
から情報が盗まれたり、漏れたりしている。
にもかかわらず、マイナンバーを強引に進
めている自公政府の姿勢はいったい何を学
んでいるのか、と言いたい。
行政は、決まったことは推進しなければな
らない。それを止められるのが政治だ。
そもそも政府が国民一人ひとりの個人情報
をすべて把握しようとすること事態が異常
である。（独裁国家の衝動でもある！）
住民票など必要最小限の個人情報は地方自
治体が監理し、その統計結果を政府がわか
ればよいことだ。
これまた、にもかかわらず政府が個人情報
をマイナンバーで把握しようとする意図は
？？？
マイナンバーはただちに中止すべきだ。
中止しても、なんら国民生活上は困らない。
台風１０号で、札幌・釧路間の交通が遮断
されてしまった。ここ２～３日、その対応
が大変であった。
日勝、狩勝、高速道路、三国、石北が通行
止め。東日本大震災のときに騒がれたサプ
ライチェーンの切断だ。
トラック便が遠軽経由で釧路に到着したの
が、夕方の5時であった。運転手さんもそ
うとう疲れたようだ。ごくろうさまでした。
ＪＲは新得で橋脚が流されたため、復旧に
１ヶ月以上かかるとのこと。特急おおぞら
で札幌往復ができない。
釧路駅構内の表示も、すべて「運休」と
なっていた。
ＪＲと国道の復旧が急がれる。
また浸水した町の復旧、さらには基幹産業
の農業・漁業の被害も甚大だ。
自然災害は「個人責任」ではない。
いまこそ国の出番ではないか。
