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社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

貧困・格差と「資本論」

2015-12-10 08:05:28 | 日記

雑誌「経済」の1月号の特集である。

ブラック企業は、資本に人間的な規制をかけなければ
どこまでも悪化していく典型例である。

非正規雇用が4割に達し、子どもの貧困もいっそう深
刻になりつつある。

安倍首相と自民・公明の進める経済政策、極端な「新
自由主義」の害悪はとどまるところがない。

その原因、経済の仕組みこそ「資本論」による解明で
ある。1月号の内容は
1、非正規雇用による日本の貧困と「資本論」
2、貧困、恐慌、世界市場開拓と「資本論」
3、新自由主義と文化的貧困の広がり
4、子どもの貧困と子育て支援
5、ピケティ「21世紀の資本」と格差論
力作の論文が目白押しとなっている。
なお、冒頭論文に、「破局に直面するアベノミクスの
第2ステージ」二宮厚美氏が掲載されている。

いずれも新年号にふさわしいもの。

貧困と格差を拡大する自公政治をまず辞めさせなけれ
ば。
そのカギは「野党は力を合わせろ」という世論ではな
いか。


資本に魂を奪われる

2015-12-09 07:55:22 | 日記

ブラック企業として名をはせたワタミ。
昨日の裁判で「謝罪」したと報道された。

「死ぬまで働け」など、人間性を無視した経営方針が
断罪されたわけだ。

「偽装請負は法律が悪い」
「祝日もいっさいなくすべきです。同様に労働基準監
督署も不要」
「労働基準法なんておかしい。今は24時間働かないと
いけない時代なのに」

これは「ブラック語録大全」という本で書かれた実態
である。

資本に魂を奪われる、という。
私も使うときがある。経営者のモラルハザードのこと
でもある。

そもそも「資本」とは何か。
お金や株のことであり、会社の財産などである。

この説明は、「黒人奴隷とは、黒色人種の人間である」
ということと同じである、と喝破した人がいる。
マルクスである。

「賃労働と資本」の第3章に、資本とは何か、と書か
れている。

資本もまた一つの社会的生産関係である。

単なる「儲け」は人間的なものである。しかし、ぼろ
儲けに心を、「利潤」だけに精神を乗っ取られてしま
う危険は大きい。そこに人間性が奪われるもとがある。

資本の有機的運動の中に飲み込まれる人間。
人間性を保ちきれない社長がブラックになっていく。
資本に魂を奪われていく。
安倍首相はその代表ではないか?

今回のワタミの「謝罪」も、企業再建のためでないこ
とを願う。

「賃労働と資本」(マルクス)
160年前に書かれた。
言葉使いは古いが、とりわけ長いものではない。
ぜひ一読を。


三日月と金星、火星、木星、彗星

2015-12-08 07:31:12 | 日記


今朝5時の東の空、三日月と金星が!

早起きは三文の得(徳?)と昔の人はいうが、夜明
け前の天体ショーが素晴らしい。

12月の早朝配達の朝は真っ暗。
しかし冬の空は星が落ちてくるほどすばらしい。
とりわけ夜明け前の、東の空がにぎやかだ。

無料ソフトのステラリュームで見てみると

天体ソフトの「ステラリューム」、釧路市の位置で2015年12月8日5時

なんと月、金星、火星、木星と並んでいるではな
いか? さらに、さらに・・・  月の少し上に、
C/2013 US10(Catalina) と書いてある。
これは「彗星」だ。

カタリナ彗星が、見どころとなっている。
太陽からの帰り道で、上に尾をひいている。

戦争やテロなど、おろかな人間世界をあざ笑うか
ごとく夜空は光り輝いている。
フランスでは極右が躍進したとのニュース。
日本は極右政権により近代国家の大原則である「立
憲主義」が壊されつつあり、戦争への道に進んでい
る。南スーダンでの「駆けつけ警護」は参院選後に
すると報道された。相変わらず姑息なやりかただ。

一見暗い方向に進んでいるように見えるが、そう
ではない。その流れに抵抗する新たな希望も広がっ
ている。

若い方々の「戦争法は許さない」、「野党は一緒に
たたかってくれ」という声が日増しに大きくなって
いる。
マスコミの「右傾化」を打ち破って進んでいる。

そういえば、夜明け前の頭上に「北斗七星」が輝い
ていた。


9-3÷1/3+1

2015-12-06 08:07:32 | 日記

1部上場企業技術者「小学生以下」学力の
実態上記の計算の正答率が6割をきったと
ニュースになった。

学力問題を考えるうえでの一つのきっかけ
になるのではないか。
私は、平均点による学力の矮小化がそこに
潜んでいるのではないかと思う。

確かにテストの平均点=学力という観点は
わかりやすい。だからこそ、その学力評価
が肥大している。そこに問題点があるとわ
かりつつも。

1部上場企業技術者も高校時代には数ⅠBで、
いやになるほど代数計算をやってきたので
はないか。
それが大学、そして現場技術者として技術
の高度化・複雑化した専門領域を毎日扱っ
ていると、ピラミッドの土台の一部が欠落
していく。

あまりの高度化、専門化がすすむと使わな
い学力の分野が広がっていく。人間は使わ
なければ忘れていく。こうした高度化、専
門化による反映ではないか。

そして、化血研の不正が発覚した。
科学、そして化学の専門家としての技術者。
現場で「おかしい」と思った人たちはかな
りいたのではないか。
科学者のモラルハザードではないのか。

しかし、そこは「労働者」。
逆らえば「首」、あるいは「出世」はなく
なる。

労働組合は、あっても「御用組合」化して
いれば、ブレーキはかからない。

職場の「民主主義」が、戦前に近付いてい
るのではないか。

「学力」が世界一になっても、民主主義が
破壊され、憲法が力と「へ理屈」で破壊さ
れ、「戦争」ができる国になれば、なんの
ための「学力」かがわからない。

あらためて「学力」の質的な、そして本来
の意味を深めるべきではないか。

算術平均による「学力」でよいのか。「世
の中には3種類の嘘がある。嘘、大嘘、そ
して統計だ」と言ったイギリスに学ぶべき
だ。


釧路型IRとは?

2015-12-04 07:50:23 | 日記

きのうの釧路市議会。
カジノの夢をまだ諦めていない。

市長は、マカオなどのようなカジノは考えていない。
それは誤解だ。もっと小さな、温泉での保養のなかでの楽しみ、それによって滞在を1日増やすことができる。例えばドイツのバーデンバーデンのような。

たしかこのようなことを述べていた。

それでもカジノに変わりはない。
ギャンブルに地域経済の活性化を賭ける。バクチ経済と同じではないか。株など証券投資もギャンブルそのものに近くなっている。

世界のなかで、日本はすでにギャンブルでは突出している。世界のギャンブルマシーンの数は、
  日 本     421万
  アメリカ      86万
  イタリア      35万
  ドイツ     24万
  スペイン      24万
  イギリス      22万
  フランス      2万
  韓国        1万6千
  マカオ       1万4千
  スイス        3千
  シンガポール       3千

日本人のギャンブル漬けは世界のなかで異常な状態だ。

滞在を1日増やすのはいいが、本来のもっているものを壊しかねないのがカジノである。
アイヌの文化と歴史に、カジノは合わない。

依存症に陥った方々を個人責任として切り捨てていないか。依存症の方々やその家族と向き合ったことがあるのか。これ以上のギャンブルはきっぱりとやめるべきだ。

IRのなかにカジノはいらない。阿寒湖畔の観光地としての「ブラシアップ」にカジノは必要ない。


内部留保、300兆円越え!

2015-12-03 08:21:32 | 日記


    12月3日赤旗より

大企業の儲けが止まらない。
ついに内部留保が300兆円を超えてしまった。

このうえ「法人税を減税せよ」はあまりにも
むしがよすぎる。

そして派遣労働のいっそうの規制緩和ととも
に、広がる格差。

アベノミクスの破たんでもある。

ところでブラック企業大賞が決まった。
1位はセブン-イレブン・ジャパンである。
さらにブラックバイト賞は、「明光義塾」を
運営する明光ネットワークジャパンに贈られ
た。
授賞式には誰も来なかったと報道された。

まずはアベノミクスの経済政策を止めさせな
ければ、いっそうの破たんが待ち受けている。


coach and four

2015-12-02 07:42:44 | 日記

コーチャンフォー(四頭立て馬車)

本屋ではない。
釧路市議会の4人の共産党議員団を四頭立ての
馬車に例えた。引っ張るのは市民の思い、要望
である。もちろん御者(ぎょしゃ)は市民だ。

2日(水)午後3時ごろ 工藤正志議員
  所得税法56乗について
  マイナンバー
  保育料問題
  就学援助問題

3日(木)午後3次ごろ 村上和繁議員
  道徳教育
  音別町の環境・農業問題
  市政における自衛隊のかかわり
  IRにかんする調査

4日(金)午後1時ごろ 梅津則行議員
  教育行政
  介護保険計画と高齢者福祉計画
  まち・ひと・しごと創生総合戦略
  その他

4日(金)午後3時ごろ 松永俊雄議員
  くい打ち不正
  図書館
  障がい児教育
  阿寒湖周辺調査
  市長の政治姿勢と政治資金

ぜひ傍聴を。
ネットでも生中継されます。こちら→


戦争のおろかしさ

2015-12-01 07:39:00 | 日記

子どものころ、近くの貸本屋で鬼太郎の漫画を
借りた記憶があり、けっこう怖いまんがであっ
た思いが残っている。

水木しげるといえば鬼太郎をはじめとした妖怪
が中心だが、自らの戦争体験を描いたものも多
い。

「総員玉砕せよ」、「ヒットラー」、「敗走記」

戦争のばかばかしさ、おろかしさが、こまかい筆
致で描かれ、妙なリアルさを感じる。
戦前であったなら、「非国民」として、ただちに
「発禁」となったであろう。

京極夏彦氏は妖怪はいない、と述べていた。
私もそのその通りだと思う。しかし、妖怪という
概念はどこからうまれたのか。私は人間社会その
ものからであり、とりわけ戦争はたくさんの妖怪
を生み出している。

それを生み出す土壌こそ、私たちが変えていくべ
きものではないか。

「戦争法」は、日本がふたたび戦争に向かう土壌
を生み出す。それもさし迫っている。

「政策の一致」という共闘の原則を乗り越えて、
日本国憲法のなかに生まれた「妖怪」ともいえる
「戦争法」を廃止する。

まずは「立憲主義」をとりもどさないと。
「法の支配」をとりもどさないと。

一点で野党が協力すれば、自・公は過半数割れを起
こし、「戦争法」廃止の政府を誕生させることがで
きる。

このことに「本気」で踏み切ったということだ。
まずは「立憲主義」をとりもどそう。