雑誌「経済」の1月号の特集である。
ブラック企業は、資本に人間的な規制をかけなければ
どこまでも悪化していく典型例である。
非正規雇用が4割に達し、子どもの貧困もいっそう深
刻になりつつある。
安倍首相と自民・公明の進める経済政策、極端な「新
自由主義」の害悪はとどまるところがない。
その原因、経済の仕組みこそ「資本論」による解明で
ある。1月号の内容は
1、非正規雇用による日本の貧困と「資本論」
2、貧困、恐慌、世界市場開拓と「資本論」
3、新自由主義と文化的貧困の広がり
4、子どもの貧困と子育て支援
5、ピケティ「21世紀の資本」と格差論
力作の論文が目白押しとなっている。
なお、冒頭論文に、「破局に直面するアベノミクスの
第2ステージ」二宮厚美氏が掲載されている。
いずれも新年号にふさわしいもの。
貧困と格差を拡大する自公政治をまず辞めさせなけれ
ば。
そのカギは「野党は力を合わせろ」という世論ではな
いか。