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世にも不思議な「軽減」報道

2015-12-17 05:51:57 | 日記

まったくもっておかしな報道が続いている。
増税なのに「軽減税率」とは?

大手マスコミは、連日にわたって「軽減税率」報道で、
なにか庶民の生活が減税でよくなるのかと錯覚させら
れる。実態は増税なのに。

まだ10%増税にもなっていないのに、8%消費税の据
え置き品目をどうするか。生鮮食料品か加工食品も含
めるのか。

政府内部の自民と公明の争いを大々的に報道。あたか
も公明が減税に努力しているかのごとく。

正確にいえば「据え置き」である。

「詐欺」同然の報道である。
本来ならば、食品を8%から5%に下げることを軽減
と呼ぶ。

8➡10%で5兆4千億円の増税。軽減税率額は1兆円
なので、なんと4兆円の大増税である。

こうした歪んだ報道がつづく原因は、大手新聞社が消
費税10%増税の立場にたっているからである。
論説や社説で、財政危機には消費税増税しかないとい
うキャンペーンを展開してきたからだ。

そうしたなか、大企業は空前の大もうけ。内部留保は
300兆円越え。そのうえ法人税の大減税をやろうとし
ている。このため4兆円の大増税も吹き飛んでしまう。
お手柄の自民党には政治献金でお礼をしている。

人間は食費だけで生活しているわけではない、
実収入が月10万円を割り込んでいる低所得者は、すべ
て消費にまわる。
結局増税である。

軽減税率をいうなら、8%から5%にするのが当たり前
ではないか。

それより、10%増税をやめるのが先だ。
大もうけしているところから、きちんと税金をとるべき
だ。
これで増税の必要性はまったくなくなる。