「3件辞めるそうだ」
「いや、うちは10件かも」
釧根の酪農家の話だ。
円高、飼料高騰、子牛はタダ同然など、酪農の危機は深刻だ。
肉牛や鶏卵など畜産も輸入飼料。すでに白糠の肉牛は倒産した。
30日、農水省前で畜産危機突破緊急中央行動だ行われた。
牛や鶏も参加した。
12月は組勘の時期だ。
支出が増え、収入が減ってしまい、どう組み立てるのか?
一次産業の場合、価格転嫁ができない経済構造になっている。
さらに酪農は「国策」で規模拡大を展開してきている。
ロボット化など莫大な経費がかかっている。
食料自給率が極端に低い日本。
岸田政権は支援を述べているが、まったく実態に合わない。
「敵基地攻撃能力=先制攻撃能力」で軍事費を2倍化しようとしているが、国民の食糧危機対策こそ「安全保障」の要ではないか。
自公政権に食料の自給率向上の方向はない。
さらに「安全保障」=軍事力の強化、それもアメリカの平気だ。
国民の安全より、死の商人の儲けを優先している。