配慮義務
私たちの働き方を規制する「労働法制」によく出てくる。
会社に禁止を強制するのはよくないだろうと「配慮」するようにした規定だ。
私としては「ブラック企業」をはびこらせたひとつの要因ではないかと思っている。
法律には
配慮しなければならない:配慮義務
努めなければならない:努力義務
という言葉がある。
一般的に、
義務>配慮義務>努力義務
となっている。右にいくほど罰則はない。
統一協会の被害者救済法案に「配慮義務」となった案が国会に上程された。
2世信者や弁護士から「これでは役にたたない」と声があがっている。
とりわけ霊感商法や高額献金の相談を受け、現にある法律を駆使しして取り組んできた弁護士から「禁止規定」にすべきだという声が。
ポイントはここだ。
「配慮」ならば統一協会から、いくらでも「配慮している」と言い訳ができる。
だから統一協会にやさしい法律といえる。
どこまで自民・公明は、統一協会に「配慮」するのか。
いまだに切れていないとしか言いようがない法律を出してきた。
「地獄に落ちる」「先祖が苦しんでいる」「不幸になる」というマインドコントロールのもとに置かれた信者、ここにメスを入れなければ何もかわらない。
岸田政権、自民、公明に問われている。