市街地を走行する90式戦車 8月26日
90式戦車は50トンとあまりにも重く、い
くつかの橋を通ることができないため、釧
路駐屯地まで運び、そこから釧路西港へと
「公道走行」訓練を強行した。
昨年の公道走行と同じように、矢臼別演習
場から走りたかったのだろう。
キャタピラにゴムを装着したとはいえ、あ
まりにも大きな騒音だ。測定したらなんと
107デシベル。列車のガード下の騒音以上。
キャタピラの跡か? 44号線セツリ歩道橋下
110デシベルは、自動車のクラクションの
直前の音であり「聴覚機能に異常をきたす」
レベルでもある。
また、片側2車線でも場所によっては、はみ
出しており、追い越すのも恐いとのこと。
やっぱり渋滞だ。
約80人が沿道で抗議行動を行った。
これは、完全に「市街地訓練」だ。
昨年は155ミリ自走砲だった。 こちら⇒
演習の規模がどんどん大きくなっている。
そのうち日中の公道走行も・・・
日本の防衛で、そもそも市街地で戦車が登場
するということは、制空権も失った最後の戦
場だ。
日本ではほとんどあり得ない状況である。
もしあるとすれば、海外でアメリカの戦争に
参加した場合の市街戦というシナリオだ。
こっちの方が、安倍政権のもとでは現実的で
ある。
日本の防衛とは「無縁」に近い。
自衛隊の訓練が、アメリカ軍との共同演習と
いう形が非常に増えている。来年1月に矢臼
別演習場で行われるノーザンヴァイパーもそ
うだ。
二度と戦争をしないと誓った憲法9条。
「専守防衛」という立場から、せめて海外で
のアメリカ軍との戦争訓練はごめんだ。