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お盆は「自殺予防週間」

2019-08-13 07:19:18 | 日記

9月10日から16日は「自殺予防週間」

今、日本では若者の死因のトップが自殺と
なっている。とりわけ20~24歳の割合は
52.1%で、あまりにも異常だ。

 自殺対策白書より こちら→

次のページには、各国との比較表がある。
「15~34歳の若い世代で死因の第1位が
自殺となっているのは、先進国(G7)では
日本のみ」と記載されている。

死亡率は日本16.3%、アメリカ14.1、イ
ギリス7.4、フランス7.9、ドイツ7.5

2010年の国連子どもの権利委員会は日本
の教育制度が「高度に競争的」になってお
り、「いじめ、精神的障害、不登校・登校
拒否、中退および自殺」につながることを
懸念することを報告している。

日本の教育環境をここまで劣化させたのは
誰か。
若者の「自己責任論」を広げ、学力テスト
競争を煽り、非正規労働をまん延させてき
た自民・公明、維新の責任が問われている。

8年前の私のHP「ひとこと」で、中高生
の自身のなさが他国と比べて異常であった
ことを思い出した。以下掲載する。

 極端に自信のない中高生 2011年9月 19日
 中高校生の意識調査が「日本青少年研究所」から発表されている。 「私はダメな人間だと思う」が、日本は65%、アメリカが21%となっている。 「私は人並みの能力がある」は、日本が53%、アメリカが79%である。

 自己肯定感の喪失ともいえるこの状態の原因はいったい何だろうか。いろいろ原因はあるだろうが、私は点数で計られる今の選別教育に根ざしているのではないか、と思っている。一人ひとりを尊重し、個性を十分に伸ばすような教育が行なわれていれば、このような結果にはならない。  人間は、知らないことを知り、分からないことが分かるようになることを喜ぶ。これが苦痛になってしまっているのではないか。  学力とは、本来「みずから学ぶ力」である。学ぶ力を育てることが基本にあり、その環境を整えていくことが、行政や議会の仕事である。だからこそ30人学級や教育予算を増やすなど取り組んできた。勉強の中身まで干渉してはならない。教え方やハウツーものに矮小化してはならない。