社会はかわるし、かえられる!

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憲法の上に立つ傲慢さ!

2019-08-06 07:01:49 | 日記

愛知県の名古屋で開かれた「表現の不自由
展・その後」が脅迫と市長の介入で中止さ
れた。

「表現の不自由展・その後」も表現の不自
由に入ってしまった。

驚いたのは、市長が堂々と慰安婦像の展示
に対してけしからんと「行政の検閲」を行
ったことだ。
「維新」も論外だ。

権力者の憲法さえ無視する傲慢さを感じる
のは私だけではないであろう。

憲法21条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表
現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘
密は、これを侵してはならない。

明確な違反行為だ。
愛知県知事が「河村市長の主張は憲法違反
の疑いが極めて濃厚」は当然の主張だ。

テレビのコメンテーターのなかには「税金
を使っているのだから」自主規制は当然の
ような発言がある。情けない。
税金は首長個人の持ち物ではない。さまざ
まな考えを持つ国民の持ち物だ。
「忖度」する自らの見識のなさを暴露して
いる。

まずいと思ったのか、こんどは「危険」を
強調しはじめた。京アニのようにガソリン
を持っていくと恐喝が入ったからだと。

脅しや恐喝など「暴力」から守るのは警察
の役目だ。なぜそこまでして「展示会」を
守らないのか。自由を守らないのか。

憲法21条はなぜ生まれたのか。戦前の独
裁国家日本の痛苦の体験からではないのか。

自由と民主主義が、「暴力」と「検閲」で
窒息しかけている。

この土台に安倍政権があることを見ていか
なければならない。
安倍首相とそれにつらなる「歴史修正主義」、
そして「慰安婦像」を敵視する人たち。
「暴力」を野放しにし、「権力」で介入し
ていく。

再び「戦争前夜」のきな臭さが。

言論には言論を、芸術には芸術で、きちんと
発言、表現しあおうではないか。