社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

保守とは?

2017-06-08 07:30:16 | 日記

昨日の道新の夕刊に「職人の一念」という
コラムが掲載された。
先月亡くなられた自民党の与謝野馨氏につ
いて、印象に残った一言として「結局、自
民党の伝統的な考えは共産党と通じる部分
がある」を取りあげていた。

要旨は、本来の自民党は、地方の、地域の
要求を大事にしてきた理念があった。その
ようなことを与謝野氏に関連付けていた。

先日国会で、セーフティネット保証制度の
5号の保証割合を100%から80%へさげる
法案の可決がされた。共産党は反対の論陣
をはった。

5号保証は、業況の悪化している業種への
融資を積極的に行うものであったが、80%
保証となれば、信用保証協会の審査も厳し
くなり、当然貸し渋りもでてくる。

中小企業にとっては死活問題になる。
実態はどうであれ、本来、こうした中小企
業を守ってきたと自負してきた自民党のや
ることであろうか。

TPP法案の強行可決しかり、賭博合法化の
カジノ法案しかり。

自民党議員の目線が、安倍首相になびき、
地方の、地域の、声を聞こうとしなくなっ
ている。
声が届かなくなっている。

私も地方議会の一員として、住民のさまざ
まな要望を聞き、議会に、行政に反映して
きたつもりだ。議会のなかで、時々「自民
党より、共産党の私が保守ではないか」
と錯覚する時があった。それほど、彼らは
変わってきているし、上ばかりを見ている。

だからこそ、与謝野氏の「結局、自民党の
伝統的な考えは共産党と通じる部分がある」
に目がとまった。

ウルトラ右翼政権の安倍首相は、本来の保
守と違うという発言も出てきている。

とりわけ地方にいる私として、北海道や釧
根地方の疲弊ともいえる経済の状況は、伝
統的な保守さえ踏みつぶしていっているの
ではないか、という思いをもっている。