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人類初の世界大戦の終結

2015-11-11 06:34:50 | 日記

11月11日は第1次世界大戦の終結した年。

7月28日、オーストリア・ハンガリー帝国が、
セルビア共和国に宣戦布告。それから足かけ
5年にわたり、人類初の世界戦争となった。
塹壕戦(ざんごうせん)とともに毒ガスが使
われ、飛行機も破壊と殺りくに使われた。
犠牲者は約1千万人という途方もない人命が
失われた。97年前であった。
「西部戦線異状なし」という映画をぜひみて
いただきたい。

そして21年後に再び世界戦争が勃発した。
日本、ドイツ、イタリアによる日独伊防共協
定(三国同盟)が世界大戦の火をつけ、8千
万人ともいわれる想像すらできない人命が失
われた。

なんと人類はおろかなのだろう。
誰もが一度は思うことではないか。

私は国連憲章の前文が好きである。
「われらの一生のうちに二度まで言語に絶す
る悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の
世代を救い、  基本的人権と人間の尊厳及び
価値と男女及び大小各国の同権とに関する信
念をあらためて確認し、 ・・・」

憲章作成にあたった人たちの想い、決意が伝
わってくる。
そして日本国憲法前文「政府の行為によつて
再び戦争の惨禍が起ることのないようにする
ことを決意し、・・・」
9条は「陸海空軍その他の戦力は、これを保
持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

翻って、今の日本はどうであろう。

平和への貢献は、ひたすら自衛隊によってし
かなしえないと思い込んでしまっている安倍
首相。アメリカしか見えていない。

中東地域で、9条に守られながら平和への貢
献を続けている多くのボランティアなどの人
たちの想いは政府に届かない。

戦争法(安保法制)こそ、人類のおろかさの
繰り返しにつながる。

戦争終結の日に、あらためて考える1日にし
たいものだ。