社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

入札の不思議

2015-11-05 07:03:37 | 日記


 左が契約金額、右が落札率

このグラフは、過去6回にわたる米海兵隊の矢臼別
演習場への移転訓練金額と落札率である。
2008年は中隊規模(約200人)で、後はすべて大隊
規模(約400人)となっている。
海兵隊員の飛行機、輸送船のチャーター代、陸上運
搬のトレーラー
など、規模が変わっても金額は変わ
らない。

14年の99.86%、4億円と比べて大きな差がある。
単純にみて、1億円以上の儲けとなっているのでは
ないか。

入札の透明性、公平性、そして民主化は長い年月をか
けて改善されてきているが難しい課題でもある。
ダンピングしすぎた業者は、そのつけを下請けに押し
付け、これまた問題となる。また100%近い落札とな
ると談合を疑う。

とはいえ、入札をめぐる「不思議」はつきない。

釧路市の新築の図書館の工事がいよいよはじまった。
釧路市クラスの人口の図書館だと30~40億円の公共
施設の建設となる。
これが今回は「随意契約」となった。(えっ!)
(民間ビルへの賃貸入居のため)

市立病院の大改築(新設に近い)が、突然に浮上し、
当初の改築費用の4~5倍。なんと200億円規模だ。
この間の議論はほとんどない。(議会で試算もしてい
ないことが明らかになった)
昨日のニュースで、一般病院の1施設当たり平均赤字
額は1.1億円。ほとんどは公立病院との報道。
医療費削減のため、厚労省は7:1看護を減らそうと
している。
最近は病院の「生き残り」という言葉が躍っている。
やな言葉である。

そして今度は釧路駅の高架事業が再びスタートした。
これは総事業費約300億円である。

「おいおい・・・大丈夫かい」
「二十数年前のW市政の二の舞になるのでは?」
などなど、声が聞こえてくる。

ツケは、孫子の代にまわる。
そのとき、今の政治家は墓の下だ。

入札制度も、そして公共事業をめぐる問題はつきない。