山口県端島のメバル釣り 1999年2月
関西地区ではそれほどメジャーな釣りでもない磯のメバル釣りに広島の中村氏に
誘われていくことになった。広島へは大阪から中国道、山陽道と乗り継いでいき
約400キロほどの行程ではあるが、高速道路1本で走っていくので通行料は少し
高くつくが、それほど苦にはならない、時間的には南紀の串本に行くのとさほど
変わらない、4時間少しでいけるのです。
このメバル釣りはブツエビをパラパラと撒きながら、メバルを驚かさぬようにして
1匹1匹と釣りあげていくのであるが、大変趣のある楽しい釣である。
仕掛けはノベ竿にセルウキ、ハリスは1号以下という軽い仕掛けで、ウキ下も
1ヒロから1,5ヒロという浅さなので、メバルがエサを追うのが見えるときもある位
潮も澄んでいるのです。
この山口県の端島はすこぶるメバルの濃いところでどこの磯でもメバルの集団が見られた。
釣行したのは2月の初めであったが、22センチを筆頭に50匹から70匹とそれぞれが
多く釣り上げた、いつもは磯竿にリールなので,ノベ竿となると何か物足りない感じが
せぬでもないがこの釣りは並んで仲間と釣っていると少し意地になりそうで、お互いが
意識して、手返しが速くなる、少し大きいのがかかると糸なりがして良しこいつは大きい
と声が出る、3月を過ぎるとメバルもぐんと大きくなって、ノベ竿では少してこずるのも
いるという、中村氏の話。
この瀬戸内の釣は干満の差が激しくて2m近くの差が出るのでびっくりしたが、内海で
あるので大きな波もなく磯も安全でのんびりとした釣りができた。
若き頃の中村幸春氏
この当時はまだトーナメンターを張っていたがその後は広島で良き釣りの
指導者として活躍されている。