ふろしき王子のブログ◎
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ノーリスクハイリターンな備えは、

いつものバッグの中に、大小のふろしきを1枚ずつでも
忍ばせておくこと。

あれば、何かと使う機会が生まれましょう。

準備しておくと、それに見合った状況が発生するものです。

今日面白かったのは、アサガオの本葉が出た程度の鉢に
あらかじめ、ツルを巻くための細い竹を立ててあるのですが、
他でもないその限られた場所に、別のツル性の植物が生えてきていて、
アサガオよりも先に、ツルをくるくると巻いて伸びているのです。

周りにその植物はなくて、アサガオの鉢に棒を立ててある所の
脇の、アスファルトとブロック塀の隙間からぴょっこりと萌え出てきている。

あら不思議、あらあらかしこ。


同じ風に、カメラを持っていると、シャッターチャンスが訪れるもの
かもしれません。

すると、風呂敷をただ携帯しているだけでね、
風呂敷って、物を包みはこぶものですから、
その中にくるまれてくくられる中身が、
いずこからか現れてくる可能性が、
手ぶらでいるよりもふえるのじゃないかと。

器は中身を誘う。

池があるから蛙が来たる。

そして、中身は器を高める。

蛙が来た池は豊かになる。
蛙が虫を食べて落とした糞を栄養に水草がふえて、
水草を食べる小エビがふえ、小エビを食べる
どぢゃうもふえて、それを捕える子どもが騒ぐように。

ですから、形を整えておくことはとても大切で、
いくら心の中でぶつぶつ念じていても、

部屋は片付かない。

手足をうごかして部屋を掃除することによって
心もすっきりする。

器はハード面のこと。

中身はソフトで、目に見えない心もそれに当たる。

心を変えるには場を変えること。

そして相互に高め合う循環が起こるととてもよいが、

そんなに順風ばかりとは限らない。

なぜなら、進化のためにはいったん底に落ちて死にかける必要があるから。

スランプや半死に陥る前に、すすんでリセットすることが
片づけ、掃除、整理整頓の類なのかも。

だいたい、その場の容量、キャパは決まっている。

日蔭の池では、育つ水草の量も限られる。
もしも水草をふやし、水を浄化したくあるなら
蔭をこさえている樹を剪定して、お日さまを入れなければならない。

安定しているところに新規参入は難しい。
いったん壊して、必要な引退や移動を起こすことで
隙間が生まれ、そこに新たしき風や種が入る。

そういう意味では、今のバッグに風呂敷を足すだけとはいいながらも、
風呂敷を足すならば、代わりに引き算するものがあるかもしれない。
蒼天にたゆたう何かは、穴があれば入りたいわけで、
そのためには満員バッグでは難しい。

本棚にも、バッグにも、お腹にも、納戸にも、スケジュールにも、
隙間をもたせよう。

きっちりと隙間なく予定を埋めるのは効率的のように見えるが、
余った時間だからこそ相手が伝えてくれる大切なことだってある。

ぼーっとして、目的なく過ごす道や時間が
実は非常に大切なのではないかな。
ぶらぶららぶらぶ病の僕は、そう思っている。

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塀の外に、夏みかんの枝葉を挿したビンを置いて
アゲハの幼虫を放し飼い(?)していましたが、ぐんぐん育って
そろそろサナギに変態する場を探してうろうろと巣立ち行く
幼虫が出てきた。
ブロック塀でも大丈夫だろうが、
よりよい居場所にと細い角材を数本立てておくと、さっそく、
緑色の新幹線のような芋虫が材に渡り、位置を決めて
停まった。
ここでサナギになるのだ。

しかし数時間後、姿が消えてて、下にある葉に
濃緑色の体液のようなものが垂れていた。
何者かにやられたと思い見上げると、ちょうどムクドリが
様子を伺っている。
ムクドリが持ち去って雛に与えたのだろう。
自然の食物連鎖で、特に恨みもしないが、
鳥の餌になる虫は他にもごまんといるから、僕は
アゲハを守ろうと思った
(個人的にムクドリは大好きな鳥です)。

そこで、鳥から目立たなくするために、
サナギとなる角材の上部から、枝つきの竹の葉を逆さにして
結びつけてカモフラージュ。
念入りに、3束も付けた。
その下には2匹の幼虫がさっそく寄ってきて停まった。

ところが、
しばらく経って見ると、2匹とも消えている。

結局ムクドリにまんまと見つかったのだろう。

その想定はあったので、全滅せぬよう事前にプラスチック水槽に
4匹の幼虫とミカンの葉を入れて疎開させ、
うさぎハウスの上に置いていたのだった。

もはや塀の前のアゲハ牧場はムクドリにマークされている。
残る3匹ほどの幼虫も水槽に避難。

日射しと乾きの少ない室内の方がミカンの葉も長持ちする。

既に容器のフタの裏側で1匹はサナギになった。

陸上では鳥が、水中では魚が、容赦ない捕食者である。

このたびの決戦(?)では撤退に至ったが、
鉢植えの夏みかんをいずれ大樹へ仕立てて、
中で安寧に幼虫の育てる環境を目指さむ。

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