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週末の福岡出張から帰宅すると、
メダカの稚魚がふえ、
お玉じゃくしはますます蛙に近づき
アゲハの幼虫は小さい鉢の葉にひしめいてて、
稲の芽はちゅるりと伸びて緑に彩づき、
ヨシはぐんぐん天へと伸び、
裏庭にゃドクダミがのび茂り、
そして子どもたちはこの3日間でも随分成長したと感じる。
まさに草木いきものいのちはぜる時季。

カブト虫の幼虫など2週でふた回りは大きくなった。

竹チップが常温で発酵し、なめくじが共存、
そんな土を美味しくかじっているようだ。

羽田空港へ向かう折、おらが江戸前こと東京湾は赤潮にて、
薄めた醤油のような海水の色。
川からの排水が窒素過多で、その元は流しより流した油、
畑から地下水へしみ込んだ肥料、
そして下水だ(大雨時は水再生センターへ向かわず直接川へ流れる地域も多い)。
また、そういった養分が使われず、循環しないまま海を汚染する原因は
川辺にヨシや小エビ等の水生動植物や微生物の棲み家、居場所がないことと、
洗剤やシャンプー、入浴剤、歯磨き、ヘアカラー、パーマ液の排水由来の
界面活性剤や有害塩素化合物によりちいさき生き物から犠牲となり、
あるべき生態系に成っていないことによる。

福岡の室見川では、水質の如何はともあれ、河口で潮干狩りする
人の居たり、橋からフグなどの魚たちがよく見える距離という点では、
場として街が海と身近であること、かつての東京もさうであるから、
よき参考となった。

まず、現状を間近で観察できることが大切だ。
目の届かない川の水質の数字だけ追いかけても、
一般大衆ひとりひとりの思いが水へ伝わってこそ、
しかるべき改善の形が湧き起こるのだから。

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