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今日は、とある月刊誌の撮影でした。
季節の折々に有用な風呂敷の使い方の紹介で、
まずは半年分を撮りました。

ここに、結び方の図解や旬の花鳥風月による風景イラスト、
導入文を後日送って編集していただきます。
発行が近くなったら詳細載せます。



撮影用の風呂敷、小道具、衣装などかなりの荷物をふろしきで包んだら、
大きめの、自転車のカゴにも入らないので
息子用の後部座席に乗っけてから、斜めにたたんで帯状にした
風呂敷でくくり留めました。

布は斜めが最も伸びる。
1メートルの風呂敷の対角線は約1.4メートル、さらにバイアスで伸びると、
斜めにたたんだものは1.6メートル程度のロープとして
使え、接地面積が大きいのと伸縮によりずれにくく勝手がよい。

風呂敷は和とかエコというくくりを超えて、単に
「布を切らない使い方」と言ってもよい。
潜在力は折り紙のごとし。だがしかし布なればこそ、全て実用可。

もしもあなたが自分の指先と唾液を以て糸をつむぎ、
たっかんと機を織りて布にこさえたならば、きっとそれを
切り抜くのにためらいを生ずるだろう。

一本ごとに手間かけてようやく上がった布は、ずっと大切に使いたい。
そのための技が風呂敷使い。



乾きやすく、そして直しながら、佳き風呂敷は
親子3代を超えて生きる。

先日出来上がった大あさの風呂敷もまさに一生もので、
素材がよいから何をしても見栄えに叶い、
すてきな器としてよい中身を引き寄せよう。
いつかしみなどが染みついたら、藍染めに生まれ変わってもよいし、
またはそこに清げなる端ぎれを当てて
パッチワークも楽し。

風呂敷そのものは道具やアイテム以前のただの四角い布であり、
そこに機能をもたせるためのテクニックがふろしきの本性だ。

もっというと、風呂敷の技はふろしき以外のものにも沢山応用できて、
究極にそれは、つつむ心と、むすぶ形といえましょう。

嫌なものを排外せず、柔和に角度を変えながら、むしろ
共に手を結んで互いの進化を助けあう。

こんなそんなで、本日も吾が背にゃあ風呂敷つつみが
引っついていて、はなれがたき処。

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