同期入社の友人Kの奥さんが亡くなったと連絡があった。
あぁ~、やっぱり…。
少し前に奥さんが病気であること、結構厳しい状況であること、そのために単身赴任先から東京に戻してもらって転籍の身となったことなどを聞いていた。
社内メールでの短いやり取りでしかなかったが、状況が僕の妻と似ていたこと、子供さんもまだ未成年であることなどが知れて、心配していた。
でも、あぁ~、やっぱりそうか~。辛いなぁ~。享年48歳、若いなぁ。
Kは、ついこの前の熱海での同期会に出席していた。奥さんのことなどおくびにも出さず、持ち前の明るさでみんなを笑わせていたのに…。
会社を4時には出て、平塚までお通夜に駆け付けた。まる2時間だけど、全然遠いという気がしなかった。
斎場はKの会社関係者、そして子供さんのクラスメートやそのお母さん方でいっぱい。斎場のあちこちに啜り泣きが漏れている。娘さんが二人で、高校生?まだまだお母さんが必要な歳だ。
お焼香のときにKと目があった。すっかり憔悴しきった表情で、顔色も黒ずんだ感じだ。
Kは、デブの僕より更に一回り大きい。僕が君に言えた義理でないが、Kよ、お互いに本気で痩せて健康にならないとね。万一君に何かあったら、娘さんだけになってしまうよ。娘さんがもっと悲しむよ。
前にうちの長男が実家の母親にぼそっと言っていたらしい。「オヤジも体に気をつけてもらわないと。オヤジが死んじゃったら、俺たち兄弟二人きりになっちゃうから…」
でも、落ち着いたらまた二人で呑もうよ。今は気を張っているからまだいいけど、これで1カ月、2カ月、半年と時間が経っていくと、悲しさや辛さは増していくよ。その時は、呑みながら話を聞いてやるさ!これからも頑張れよ!
心から合掌。