呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

故郷は遠きにありて想うもの…?

2016-02-29 | 家族のこと


如何にいます父母 恙なきや友垣
雨に風につけても 思い出ずる故郷

志を果たして いつのに日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷

ご存知、唱歌「故郷」の2番と3番の歌詞です。
僕は以前から合唱団などでこの曲を歌うと、もう涙ぼろぼろになってダメなんです。
この歌詞には思うところ、いっぱいある。年に数度しか会わない両親、親父は週3回も透析しているけど大丈夫だろうか、お袋は相変わらず忙しく出かけているのか。
大学の学費だけじゃなく、4年間それなりの仕送りもしてもらった。社会人になってから、どれだけ親孝行できたのだろう。
ウチの息子たちはかけがいのない母親を亡くし、どんなにか悲しく辛かったことだろう。父親として息子たちに何をしてやれたんだろう…。
家族へのいろいろな想いがない交ぜに込みあげて来て、前が見えなくなるぐらい涙が溢れる。特に介護施設訪問時にお年寄りと一緒に歌ったりしたら、もうダメです。「よもちゃん、泣いてたね~」などと団員からからかわれたけど、どうしようもなかった。

仙台に戻って、新しい合唱団で「故郷」を練習している。でも今は涙が出ない。
なんでだろうと考えると、「そうか僕は故郷に戻ったんだ」と、改めて気づく。
志を果たしたかどうかは分からないけれど、結果的に生まれ故郷の仙台に戻り、山青き、水清き此の地で母親のそばで暮らしている。そのことで首都圏にいた頃の想いは、それなりに叶えられ満足しているんだろう。これはとてもありがたいことと思える今日この頃です。
あとは息子たちのことかなぁ~、特に次男…(≧∇≦)
コメント (2)
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