前にちょっと触れたけど、最近毎日新聞を読んでいる。11月11日の論説委員によるコラム「水論」の「辞書に正解はない」という記事がなかなか面白かった。
広辞苑の編集副部長は講演会で「辞書の編集は別として、日常の日本語の使い方は、あまりうるさいことは言わず柔軟でいい」と言っていたという。例えば「やばい」、ひと昔ならよくない、危ないの意味だったのに、今の若者は「かっこいい」「おいしい」の意味に使う。それを日本語の乱れと言うなかれ、ということらしい。
日本語は常に変化し、正反対の意味に使われるようになることもあると、国語の専門家が容認している。
人が使う言葉は、そこからはみ出した使い方をすることもある。それがまた味があるという例として編集副部長が仰ったこと。
「たとえば、『ばかねえ』が愛の言葉になることもあるでしょう」
う~ん、いいねぇ、粋だねぇ~、そんな情感のこもった言葉を、それなりに齢(よわい)を重ねたお姉さんに言われてみたい…(≧∇≦)