呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの読書感想文・子の20~「ウルフガイ若き狼の肖像」

2008-11-05 | 本の話
ウルフガイ若き狼の肖像 (ハルキ文庫―アダルト・ウルフガイシリーズ)
平井 和正
角川春樹事務所

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*上記画像は「ハルキ文庫版」

♪「ウルフガイ・若き狼の肖像」平井和正著 角川文庫

以前にも書いたように、職場の先輩から相当古い文庫本が回ってくる。
先輩もどこからか(友人?取引先?)貰うらしく、読みたいものだけ読めばよいとのこと。

平井和正は、僕が子供の頃に夢中で見ていたTVアニメ「エイトマン」の原作者。
それに20代には「幻魔大戦」シリーズを読んだ。
「幻魔大戦」はスピード感がありめちゃくちゃ面白かったが十何巻か読み続けて、最後の最後が尻切れトンボみたいに終わってしまい、大いに憤慨した記憶がある。
途中わくわくしながら一気に読んで、最後に裏切られて怒ったのは、この「幻魔大戦」と、鈴木光司の「リング・らせん・ループ」シリーズぐらいだ。
鈴木光司は今でも許せん!(詳しくはそのうちに・・・)

さて「ウルフガイ・若き狼の肖像」
初版が昭和54年だというのだから、相当古い。角川文庫も昭和61年発行で、もう絶版らしい。
舞台は東京オリンピックが開催された昭和40年前後あたりで40年以上前だ。
満月の頃には不死身になる学生トップ屋(設定からして古い!)がヤクザや外人殺し屋、右翼の大物を相手に暴れまくる。
狼男シリーズの主人公の若き日々の記録ということで、まあ劇画の域を出ないと言うか、漫画として読めば良いと言うか・・・。
昭和50年代に読んでも舞台や主人公たちの会話が古臭いと感じるのではないか。
だから今読むと、正直言ってピンとこない。
それは仕方がないことだね。
平井和正という人は天才作家だったと思うが、この時代に読み返しても「陳腐」以外なにものでもない。


追伸)
この後読んだのが、井上靖の「氷壁」
これまた昭和30年代初めの話だが、舞台や会話は相当古臭いが、ストーリーは瑞々しく未だに感動的だ。
純文学と娯楽小説の差なのかな。

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ボイストレーニング~その12

2008-11-05 | コンサート・LIVE・演劇などの話
9月から月1回にしたボイトレ。
月イチだとやっぱり久しぶりという感じで、あまり勉強にならないか。
もちろんやらないよりはやった方が良いに決まっているが、本当は最低でも月2回はやりたいところ。
ただ、僕の場合は月に2~3回は合唱で歌っているわけだから、先生に注意されたところは合唱で実践すればよいことだ。
発声の基本は、合唱団でやっているものとそう違いはない。
だからI先生の教えをきっちり合唱の発声に活かせば良いんだけどね・・・。

今日は、「ほっぺたの奥歯のところを両側から指で押しながら発声しましょう」
こうすると口が縦に開いて、喉の奥も広がるということ。
合唱でもやっている発声方法だ。
この口の形で、ドミソミドを「ア」「オ」「エ」で発声する。
それともうひとつ、「ブレスの時に舌が上がらないように」と注意された。
どうも僕は息を吸う時に、たまに舌の根元が上がってしまうらしい。
そうするときっちり息を吸えず、正しい腹式呼吸にならず、喉も広がらない。
確かに壁の鏡を見ながら発声してみると、たまに舌の根元が喉の奥(軟口蓋?)に引き上がることがある。
正しく息を吸うと、発声も正しいものになる・・・のだそうだ。
これからは誰もいないときに、洗面所の鏡を見ながら発声練習をしてみよう。

この後、久しぶりに「勿忘草」を歌った。
これも鏡と面と向って歌うと、口が正しく開いていないことが分かる。
きちんと縦に口を開けて正しい口の形を作り、正しく息を吸いながら歌うと、声も良くなるような気がする。
今日のキーワードは「鏡」と「舌を下げる」なのかな。
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