西郷隆盛 (角川文庫)池波 正太郎角川書店このアイテムの詳細を見る |
♪「西郷隆盛」池波正太郎著 角川文庫
最近大河ドラマの「篤姫」が面白くて、家にいれば必ず観ている。
まあ、宮崎あおいが「Nana」以来気に入っていて、それで観ていることもあるんだけど、彼女も今の天障院の役はちょっと物足りない。
若いころの跳ね返りの「お篤」のときは良かったんだけどね。
それで「篤姫」を観ていて、西郷隆盛に興味を持った。
元々幕末の話は好きなんだけれど、考えてみれば西郷隆盛は不思議な人物で、なぜあんなにいろんな人を引寄せ、魅力的と言わしめ、結局最後まで政府に残らず戦ったのだろう。
それにあ幕末の人物については随分伝記も読んだ気がするが、西郷どんのは読んでいないような気がする。
そんなことを考えているときに、ちょうど職場の先輩から池波正太郎の「西郷隆盛」をいただいた。
なんでも、他から文庫本がどんどん回ってくるらしい。
ちょうど良いので読み始めました。
う~ん、池波正太郎の西郷隆盛、否が応でも期待が高まって読んだのだが・・・。
西郷隆盛の生涯を、池波正太郎という人が進行役で紹介する・・・みたいな進み方。
西郷隆盛の内面に切り込み、登場人物に成り切ってストーリーを展開する、というのとは全然違う語り口だ。
NHKの「そのとき歴史は動いた」の松平さんみたいだ。
「池波の西郷」ということで、ちょっと期待しすぎた面もあるが、あまりにも物足りない。
TV番組で、何も分からないうちに30分で終わってしまったという感じ。
司馬遼太郎で、読み直すかなぁ。
西郷隆盛についての感想は、他の作品を読んだときに載せたいと思います。