呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

上高地・奥飛騨~親孝行の旅?その2

2008-10-22 | 家族のこと

二日目は、これまた夏の一人旅と同じ行程で、新穂高ロープウェーで西穂高口まで登った。
平湯温泉から新穂高温泉までは、やっぱりバスと比べると車ならあっと言う間。
9時過ぎにはロープウェーに乗ることが出来た。

このロープウェーからの景観は、まさに絶景!
右に噴煙上がる焼岳、その奥は乗鞍岳。左は笠ケ岳に抜戸岳、後ろは錫丈岳に大木場ノ辻。
そして西穂高口に着けば、正面は西穂高に北穂高に槍ヶ岳だ。
それほど山に興味のなかった僕でさえ、思わず圧倒される。
これだけの山また山に、父は完全に見惚れてしまったようだ。
「いやぁ、すごいなぁ。お母さん見てご覧!あの山肌、あの険しさ!」



相当の時間を掛けて山々を眺め、途中の鍋平高原でもゆっくり紅葉を楽しみ、結局新穂高温泉駅に戻ってきたのは2時近かった。
昼前に降りてくれば、高山まで足を伸ばそうかと思っていたが、それは諦めた。
まぁ、親父やお袋が穂高を楽しんで満足してくれたのなら、それでいい。

父の心からの満足を確かめ、帰路についた。
帰りは松本城に寄ることにした。
凝り性の親父、昔は相当「お城」に熱を上げた。
今でも実家には日本全国の名城の写真集などが残っている。
その父が松本城を見たことがないというので、少し寄り道になるが行ってみよう。
僕も初めて訪れたが、結構小さいんだね。
でも昔の天守閣が火災や空襲にもやられず残っているというのは、相当の希少価値だ。
時間がなくて中には入らなかったが、外からでも眺められて良かったと思う。



松本市内も山に囲まれている。
それに中央高速を走っていても、暫くは山、山、山。
父は「信州や甲州はどこまでも山に囲まれているんだなぁ」と、これまた感心しきりだ。
山好きの父がこんなに満足してくれたのは、連れて行った息子冥利に尽きるというものだ。
交通費は出したものの、結局宿泊費や途中の食事代は親持ちとなってしまった。
50を超えた息子としては、ちょっと情けなく申し訳ない気もするが、まぁいいか。
こんなに喜んでくれたんだもの。これでも少しは親孝行になったべさ!
コメント
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