うつくしい子ども (文春文庫)石田 衣良文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
♪「うつくしい子ども」石田衣良著 文春文庫
石田衣良の長編小説第一作目。IWGPを執筆後、すぐに書いたものらしい。
どちらかというと、「4TEEN」に繋がる話かな。
常陸県東野市(茨城県つくば市がモデル?)の有名進学校夢見山中学の2年生三村幹生。
彼の年子の弟が、小学生の女の子の殺人を犯してしまう。
そのことにより、家族はばらばらになり茨の毎日が始まる。
しかし幹生は、現実から目をそむけることなく、弟になぜこんなことが起こったのかを徹底して調べることにする。
そして意外な事実が少しずつ明らかになってくる・・・。
神戸の男児殺害事件をモチーフにした作品のようだ。
物語としては、なかなか面白かった。
最初に書いたように「4TEEN」に繋がるところがあり、少年の瑞々しい感性がよく表現されていると思う。
でも、いつも言うようにもうちょっとグサッっと僕の胸に迫ってこないかなぁ。
ちょっと物足りない。せめてチクリ!でもいいんだけどねぇ・・・。
こちらもご覧ください!
「呑む気オヤジのCAFE BOSSA」
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本編は、そういうことで軽めだけど面白かった。
でも、文庫本の解説が最悪!
なんだ、あの分かった風な解説は。全く単に冗長で、無駄だ。