呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

NHK教育「日本の話芸」~御神酒徳利

2007-02-19 | 映画(DVD)の話
♪桂文珍「御神酒徳利」

今日は小鯵の唐揚なんて、どう?
小鯵をじっくり素揚げして、塩と多めの粗引き黒胡椒を振るんだ。
頭から全部食えて、ビールにぴったりだよ!


この前何とはなしにTVのチャンネルを回していたら(なに今時のTVはリモコン?)
3chで文珍の落語をやっていたので、思わず観てしまった。
演目は「御神酒徳利」。
元々は上方落語だったものが江戸に伝わり、円生が得意としたらしい。
文珍は、もちろん関西弁で上方風に演じていた。

熊さん、旦那が大事にしていた御神酒徳利を、水瓶の中にうっかりすべり落とす。
酔っ払っていたので、ついそのままにして家に帰ってしまった。
そうしたら旦那のところでは大事なお宝が無くなったと大騒ぎ!
女房から騒ぎを聞いた熊さんは、謝りに行くが言い出せない。
思わず「算盤占いによれば、あの水瓶の中に・・・」と嘘を言ってしまう。
ところが、その通りに見つかったものだから、さあ大変!
たまたま旦那の旅籠に宿泊していた芸州(広島)の旗屋が、その騒ぎを聞きつけ
「殿様から預かった旗指物を失くしてしまったので、占いで探して欲しい」と。
その後、仕方がなく旗屋と芸州に向かう熊さん
旅の途中でも偶然に失くし物を見つけてしまう。
さらに熊さんの評判は高まるばかり。
失くした物を探して欲しいと人がどんどん集まってくるが、そう偶然は続かない。
ついに熊さんは逃げ出してしまった・・・。
「あっ、熊五郎先生がいない!」
「今度は先生が失せ物だ・・・」
お後がよろしいようで!

文珍のまともな古典落語なんて初めて聴いたかもしれない。
いやぁ、上手いねぇ。
細木先生まで登場して、テンポもいいし、算盤の擬音なんかもとても上手い。
この人は、ホンチャンの落語家だったんだ、と納得した。
一時期議員に立候補か、なんて言われたけど、このまま落語を演って欲しいね。
また寄席に行きたくなったなぁ。

噺の内容を詳しく知りたい方は、こちらまで・・・ポッチ!

コメント
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