十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

宗教の持つ働き

2016年06月17日 | 共生
宗教が持っていなければならない働きとして、私は次の5点を挙げたい。
自由、安らぎ、生き甲斐、共生、喜び、である。

これだけのことを教え与えてくれる宗教を持たないのは、どうかしているというべきである。

無宗教であることを自慢げにいう人もいるが、「私、馬鹿です」と言っているようなものだ。

しかし、それも無理ないところもある。世にある宗教がお粗末すぎるからである。

一つは死後の世界という架空の話を持ち出しそれを教えの根拠としていること。

二つ目は縛りがきつく脅しが用いられること。つまり自由がないということ。

具体的には教えに背くと地獄に堕ちるなんてことである。

先日の銃乱射事件も同性愛は神に背く行為、地獄に堕としてやる、そのことにより自分は天国へいける、そんな思いでやったのだろう。

宗教に脅しは無用である。

そうなると、合格点をとる宗教は限られてくる。
佛教と神道、これもおかしなものが混じり込んでいるから、その部分は自分で摘み出して捨てる作業が必要である。

一番真っ当なのは、私の選んだ道元禅だと思う。

道元禅師の教えの中に三心というのがある。
大心、老心、喜心である。これを五つの項目に当てはめると、
大心=自由、安らぎ
老心=生き甲斐、共生
喜心=喜び
大心とは、十方世界を自己の世界とすること。
老心とは、老婆心のこと。自己世界の中の生命を我が生命の如く接すること。老婆親切という言葉もある。
喜心とは文字通りの喜びであるがエゴ的喜びではない。


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