潮風に誘われて

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市民劇場

2015年10月10日 | 趣味
市民劇場王女メディアを見に西大寺市民会館へ行って来ました。


この作品は、蜷川幸雄さんの演出で 初演が1978年。
1983年にはお話のふるさとギリシャのアテネでも上演されたそうです。

あらすじは、妻子を捨てその国の王女と結婚しようとする夫に復讐するため、
王女とその父親を殺し、2人の息子を自らの手にかけるメディア。
女の恐ろしさを目の当たりにする、ギリシャ悲劇です。

「男が女性を演じる場合、女性の強さや醜さも遠慮なく、批判的に出せる」と、
平さんもおしゃってるように、地声で演じ、動きも女形の動きではありません。

だからこそ、女の情念の恐ろしさ、哀れさ、浅ましさが感じられる舞台でした。

王女メディアの心の動きに合わせて、効果的に和太鼓が響いていたのも印象的で、
芝居全体にまとまりを与えていた様に思います。

色彩も照明も抑えられたセットと相まって、かなり重いお芝居でしたが、素晴
らしい舞台でした。

2時間近くの熱演は、78歳の平さんには相当応えたのではと思いますが、拍手に
こたえ舞台上に何度も姿を見せられ、最後に幕となりました。











































 























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