”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・日本の原風景(4)

2008年10月01日 23時34分56秒 | 趣味

10月1日(水)雨のち晴
久しぶりに太陽を見たような気がします。先週から台風接近のせいか曇空が多かったですからね。先週の日曜日にふね検定試験を受けてきました。何でも全国で500人に満たない受験者だったようです。名古屋会場も40人ぐらいでした。なかなかおもしろかったですよ。サザエさんちの磯野ふねさんの旧姓はなんと言うか(石田)とか変な問題もあったけど日本で最初の洋式燈台はどこか(観音崎)とかちょっと勉強になる問題も多かったですよ。
ところで今日はコーヒーの日だそうです。コーヒーはエチオピアの牧童が、ヤギが食べて興奮することを教会の牧師に話したことから広まったそうです。元々はすりつぶして粉を団子にして食べたそうですが13世紀にアラビアで豆を炒って飲むようになったようです。あの香りはいいですね。

さて日本の原風景の第4弾です。


サクはずっと昔まだ子供だった頃にこの日と同じ経験をしていました。あの時もわずかの人が残っただけでした。雨があがった山の頂上から東の海辺を見下ろすと谷には倒れた木と赤茶けた土砂が埋まり海辺の岩陰の住居も土砂に埋まり、あとかたもなく茶色の泥に覆われているようでした。下に残った人間はもう一人も生きているとは思えない光景でした。太陽が顔をだした今でも時折柔らかくなった地盤が音を立てて崩れていました。今しばらくは山を下りることもできません。さらに一晩、山の洞窟で過ごし次の朝に二人の娘を連れて下りることにしました。もう二晩も水だけしか生活でしたから海辺に下りていかないことには空腹を満たすこともできなかったのです。少しずつ硬い地盤の所を探しながら下りて行きました。海辺に着く頃にはもうあたりが薄暗くなっていました。河口付近は流れ出した土砂で埋まり、打ち上げられた海草も浜辺の貝も取ることはできません。南の岩場の陰でとにかく折れた木を集め、草の葉を集め休む場所を確保した時には月が煌々と輝いていました。サクと孫娘のナギ、ナオの三人は疲れ果てて、潮が引くまで横になって休みました。サクは潮が引くと月の明かりを頼りに岩場の海にナギを連れて出かけました。浅瀬でサザエを取ろうとしましたが海の中までは良く見えません。潜っては手当たり次第にサザエらしき岩を取ってきては月にかざしてみました。なんとか5回に1回ぐらいは獲物を取ることができました。6個のサザエが取れたときにはもう潮が満ち始めていました。サクはもうヘトヘトになっていました。この年になってこんなに働いたことはなかったし、こんなに動けるとは思いもしませんでした。


即興的に書いているのでだんだん前後がわからなくなってきそうです。まぁ暇人の戯言ですからあしからず。ストーリーはこの三人がいずれ倭人の原型をつくることになるのですがいましばらくはサバイバルゲームの真っ只中です。
それではまた。


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