2月11日(祝・火)晴
今日は建国記念日。と言ってもどうしてかもわからない人も多いのではないでしょうか?まぁそのことは次回にでもとして、今日も昨日の続き東京ウォーキング2日目です。
2月9日(日)の東京は前日の吹雪が嘘のように良い天気でしたが、雪が積もって歩きにくいウォーキングとなってしまいました。それでも今回のメンバー三匹のおっさんと若くもないお嬢さん二人の五人組は朝8時半にホテルのロビーに集合し、東京駅に荷物を預け、この日の出発点、御徒町に向かいました。
コーヒーモーニングを済ませたあと、雪でビショビショの道を歩き、湯島天神に着きます。何年も東京に勤務したことのある”しんさん”ですが、湯島天神には初めてです。中々立派な天神様です。
ここまで来ると、こんな雪の中をたくさんの観光客が来ているのに驚かされます。さすが東京ですね。梅の蕾が膨らんですぐにでも咲きそうな感じでした。
梅の芽の 蕾み膨らむ 小枝かな
さらに歩いて横山大観記念館へ。こちらは残念ながら雪のため臨時休業でした。次の目的地弥生美術館(竹下夢二美術館)まで細い雪道を歩きます。途中、旧岩崎弥太郎邸に立ち寄りましたが庭園は雪で見てもしかたないため入館はしません。弥生美術館では昭和の神業絵師、伊藤彦造の作品展を開催しており、初めて知った劇画家でしたが鬼気迫るタッチに驚きました。日本のアニメ文化はこの頃から脈々と受け継がれて、現在花開いたと言えそうです。ちなみに伊藤彦造と言う男、伊藤一刀斎の血筋なのだそうです。夢二の方はあちこちで作品を見る機会があったためかちょっと拍子抜けの感ありです。作品が分散され過ぎているのかもしれません。
写真は岩崎邸と弥生美術館です。
もうおなかがすいて早くランチ予定の蕎麦屋に行きたいのに二人の若くもないお嬢様方は売店で長いこと品選びに夢中のようです。雪道の外で待つこと20分。タバコも吸い過ぎ気味でです。
根津のたいやきも食べられずに目的の蕎麦屋を探し歩きます。
やっと辿りついた蕎麦屋は根津神社のすぐ隣でした。腰があって美味しい蕎麦でした。
ここでも同伴の酒豪たちはビールに日本酒でゆっくり。しんさんは酒は控えめ、蕎麦は大盛り、あとの四人は蕎麦は控えめ酒を浴びて元気をつけ、更に散策を続けます。千駄木から谷中にかけての道は狭く、袋小路のような道ばかりですが、雪の道を散策する人もだんだん多くなってきました。谷中銀座では150円と200円のメンチを食べ比べましたが値段は正直でした。肉のすずきのメンチカツの方が断然美味しかったのです。1本100円のタコイカ棒はやめておいた方がいいです。たいやきはまぁまぁ美味しかった。小さなお店ばかりですがこんな所を食べ歩くのは最高です。
ブラブラ歩いて日暮里駅に到着。
日暮里から山手線で上野、上野から地下鉄で浅草に。夕暮れ近い仲見世通りを歩いて浅草寺に。こちらは更にすごい観光客の行列でした。浅草寺ではもう少し俳句がうまくなるように頭に線香の煙をいっぱいかけたけど果たしてどうなのでしょうか。
夕暮れに ドカ雪残る 浅草寺
さてこれから東京駅終電の新幹線まで飲んで、飲んで、飲み疲れて飲んで大変です。浅草の居酒屋で魚介をさかなに飲んで、更に神谷バーで電気ブランを飲むという酒豪たちに付き合って”しんさん”はジンライムにしておきました。そして東京駅に着くとコインロッカーから荷物を取り出し、まだ時間があると言うことで八重洲の地下街へ繰り出します。今度は沖縄料理の居酒屋でまた飲むと言う。ここで僕に続いて若くもないN嬢脱落。やっと午後10時発の新幹線に乗り込み、三匹のおっさん二人目K会長は飲み疲れてお休みに、残ったおっさんトド氏と若くもないK嬢は更にワインを飲む
始末です。まぁお酒はほどほどにして欲しいもの。
と言う事で東京下町ウォーキングもやっと終了。もう歩く気力もないしんさんはタクシーで家路に着きました。東京の下町を食べ歩くウォーキングも楽しいものでした。
ここまで読んでいただいた方、ほんとうにありがとう。こんな行った人だけが楽しんだ道中記を根気よく読んでくれるなんてあなたは立派です。