西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

STAP(刺激惹起性多能性獲得)細胞に刺激されての「キーワード」=弱い刺激、ストレス環境

2014-02-02 | 色々な仮説や疑問
ここ数日間、私の頭にあったのは、STAP(刺激惹起性多能性獲得)細胞とiPS細胞(人工多能性幹細胞)を統一的に理解するにはどうしたらよいか、という問題であった。

何だか、iPS細胞よりSTAP細胞の方が、早く効率的に作成され、癌化の恐れも少ないなどということがマスコミで流され、いかにもSTAP細胞の方が良いみたいな論調だったからである。

まあ、STAP細胞が出来ることが特に人間では未だ実証されていないことなどをおいても、将来は「有望」と見做されたようだった。可能性からは、そう言えるかもしれない。

しかし、iPS細胞での4つの遺伝子を挿入することも、考えようによっては「弱い刺激」に当たるかもしれず、STAP細胞では、普通の細胞から変わっているのだから遺伝子のありようも変わっている。そうならば、両者とも「同じ土俵」で考えられるのではないか。

この弱い刺激、弱いストレス環境という考え方は、もう少し汎用性があるのではないか。まあ、人間の成体レベルでのことだが、弱い刺激、ストレス環境が健康状態の維持に役立っていることもあるのではないか。感染症予防のワクチンなども人体に対する「弱い菌」による免疫性の獲得に通じている。乳児・幼児の時に「泥んこ遊び」などをすればあるアレルギーに強くなるとも言われている。

どの程度まで弱い刺激、ストレスならプラスになるのか個々人の「抵抗力」形成に左右されるだろう。抗うつストレスなどというものはあるのであろうか・・・。

一寸、「それた」かもしれないが、もう少し考えていきたい。