ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.7.8 エンハーツ17クール目さらに減量13回目投与後15日後のこと ワクチン初回接種翌日

2021-07-08 21:53:57 | 日記

 昨夜はミールキットのお助け夕食を作って夫を待った。夫は、暑かったこともあり久しぶりにビールを飲んだと思ったら、気持ちよく酔ってウトウトしていた。
 私は自業自得だったけれど、かなりのお疲れモード。ワクチンを打った腕側を下にしないようにソファでゴロゴロした。

 お酒を飲むと殆ど主食を摂らなくなる夫は、夜遅くなって空腹だといってカップ麺を用意しだした。かくいう私は、治療後の吐き気が収まると俄然食欲旺盛の欠食おばさんになる、と何度もこのブログでも書いているけれど、とにかく胃拡張でしっかり食べてもお腹が空いてたまらない。
 ちゃっかりお相伴してお菓子とお茶も頂く。まぁ、それでも毎回の血液検査でアルブミン値は“L”マークがつきっぱなしだし、血糖値も低めだから良しとしよう。体重も昨年のように減るよりはちょっと増加くらいの方がいいのかもしれない。

 木曜日。今日は通常出勤。
 最近ウエストゴムのボトムばかり履いて、食べたいだけ食べていた所為か、今朝久しぶりにウエストのあるスカートを履いたらきつくなっていた。トホホ。
 熱は出ていないけれど、接種した側の肩が重く痛い。朝の瞑想ヨーガでは、左腕がいつものようにすっと上に伸ばせなかった。
 とはいえ自覚出来る副反応はそのくらいだ。頭痛も薬を飲むほどでもないし、これでコロナウィルス感染が抑えられ、万一かかったとしても重症化を防げるというのなら、本当に心強い。

 夫は休務日。別件の仕事があるので昼から出かけるという。なんとなくのんびりムードで、それにつられると朝出かける間際にドタバタになる。
 朝ドラで朝から泣かされる。私がいなくなっても酒浸りにならないでね、と夫に言う。

 土曜日のちょこっとハーブクラスの後、ベランダのポットに種を蒔いたら、今朝になってハーブの芽が出ていた。ルッコラかディルか定かではなかったので、ASHARE の代表お二人に写真をつけてお送りしたら、ルッコラとのこと。
 かわいい双葉の赤ちゃんが沢山である。発芽率良いですね、とのこと。生ハムとルッコラのパスタがお勧めとのことなので、(夫に作ってもらうのを)楽しみに育てよう。

 今日もほぼ一日雨。昨日ほどではないが、かなりの湿度。蒸し暑い。
 お昼休みはびしゃびしゃと雨が降るのにもめげず、駅前までランチに歩いた。そういえば、昨日の万歩計はもう少しで10,000歩に達するところだった。やはりあの高湿度の蒸し暑さの中、焦りながら結構歩いていたのである。まぁ疲れて当然か、と納得する。

 勤務終了後は、昨日から3日間、七夕特別プログラムということで、M先生の”夏バテ対策ストレッチ”のクラスに参加した。プロジェクター付きのクラスは初めて。天井や壁にゆらゆらと青や緑の光が揺らめいていて幻想的だった。
 最初は左肩が思うように上がらなかったけれど、びっくりするほど汗をかいてデトックス。気持ち良かった。
 明日は在宅勤務。そして治療直前の元気な週末、あれこれ予定が入っている。

 とうとうというか案の定というか、4度目の緊急事態宣言発動が決まった。その期間にすっぽりオリンピックが挟まっているというのだから、もう笑止千万。どうして名誉ある撤退が出来なかったのだろう、といまだに思ってしまう。
 声を上げても結局何も変わらないのだ、どうせ無理、という無力感、絶望感がこの国を覆い尽くしている感じがする。

 平和の祭典どころか政治とカネにまみれた祝典か。純粋にストイックに鍛錬を重ねてきたアスリートの気持ちを考えるとなんと哀しいことだろう。
 何があろうともオリンピック開催、そして無観客、とはいってもオリンピックファミリーと言われる関係者の別枠はあり・・・。来日したIOC会長が広島訪問を希望しているというのも鼻白む。

 果たして「参加することに意義がある」ではなくどころか「開催することに意義がある」というオリンピックはどうなのだろう。昨日の東京の感染者数は920名、今日は896人。1,000人超えも時間の問題だろう。

 今の政府は、国民の命よりも政局にどっぷり絡んだオリンピックを選んだということで、後世歴史に残ると思うのは私だけではないだろう。
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2021.7.7 エンハーツ17クール目さらに減量13回目投与後2週間後のこと 七夕、ワクチン初回接種、恩送りを誓った日

2021-07-07 22:19:27 | 日記

 七夕の水曜日。気の毒なことに、近年ろくに逢瀬が叶っていないのではないかと思う織姫と彦星である。気象予報士さんいわく、この10年で晴れだった七夕は3日だったという。
 朝からじっとりとした湿気。霧雨が降っている。

 今日は午前中出勤し、午後から休暇を頂いて1回目のワクチン接種だ。
 昨夜は、日付が変わると同時にPC前にスタンバイして2回目のワクチン予約をした。2回目も初回と同じ屋外会場のみ「残り僅か」(1枠)で空いていたので、ひとまずそこに入れた。
あとは折に触れて近くの会場のキャンセル待ちをチェックしたいと思う。

 新薬エンハーツが認可されて1年余りが過ぎた。
 検索しても、以前は殆ど見当たらなかったエンハーツ治療をしながらブログを書いている方が、ちらほら引っかかるようになってきた。ある方の記事によると、ワクチン接種はエンハーツを打つ1週間前から3日前ならOKとあった。つまり私の場合、1週間前の今日から3日前の日曜日まで、5日間限定である。
 一方、居住市では土曜日は接種を実施していないので、接種可能なのはエンハーツ直前の平日3日間と日曜日の4日間のみ。殆ど身動きが取れない。元気な人は3週間のうち土曜日を除いた18日間から選べる。4対18。圧倒的に不利である。厳しいなぁ、と思う。

 まぁそんなこと嘆いても仕方がない。とにかく7月中に2回の接種を終えることが出来れば万々歳だ。8月の半ば頃には、外出等のハードルもこれまでより低くなるかもしれない。
 だからといってマスクや手洗いが不要になるわけではないし、三密も回避しなければならない。それは当然だけれど・・・・。

 予定通り、お昼過ぎに職場を出、私鉄とJRを乗り継ぎ、バスへの乗り換え駅へ。ここのコンコースにあるカフェで急いでランチを摂る予定だったけれど、コロナ禍のせいかクローズしていた。もう一軒のカフェは満員で入れなかった。
 やむなく、駅を出て駅前のカフェに入った。こちらも混んではいたけれど、席を確保した後、列に並んで、急いで一口サンドイッチとカフェラテをお腹に入れて、バス乗り場に急いだ。

 バス乗り場は長蛇の列。乗る予定のバスは7分後。あと4分で到着するという電子情報が流れていた(後でわかったことだが、このバスは4分到着が遅れていたそうだ。)。列のかなり後ろの方だったので、30分揺れるバスに立ちっぱなしはきついな、と思いつつ、バスが到着したので行き先を確かめて、流れに乗るようにバスに乗りこんだ。
 普段なら初めて乗るバスの場合、必ず運転手さんに「○○停留所には止まりますか」と尋ねるのだけれど、後ろ乗りで混雑していて、とても運転席まで移動して戻って来る余裕がなかった。果たしてバスは皆が乗り込むとすぐに発車した。

 あれ、まだ定刻まで2分ほどあったのでは、と思った。私の時計では確かに定刻だったけれど(2分進んでいるのである。)、不安になって隣に座っていた私より少し年上と思しき女性に「○○には止まりますよね?」と確認すると、「え、行かないと思いますよ」とのお答え。青くなる。
 急いで運転席まで行って、「○○には行かないですか。」と訊くと「行かないですよ。」「すみません。間違いました。次で降ります。今から駅に戻っては間に合わないので、次の停留所で後から来るバスを待ちます。」と言うと、「次の停留所にはそのバスは来ませんよ。全く別のルートだから。」との答え。さらに青くなる。

 「ワクチン接種で○○に行きたいのですが」と言うと「このバスでも××の停留所から1キロ弱で行ける筈だからナビでも見てそこで降りて。」と言われる。席に戻ると、心配した隣の女性から「ワクチン接種に行くの?」と訊かれ、「はい」と答える。
 運転手さんから言われた停留所を言うと、その女性が「私は△△停留所で降りるけれど、そこからタクシーを呼んであげる。」と仰る。

 余裕を持って出たので、予約終了の時間まではかなり時間があるので歩きますと言うと、「それなら、運転手さんの言う停留所から歩くのはわかりにくい、少し遠いかもしれないけれど、△△停留所からの方が分かり易い。」と色々説明してくださる。

 けれど、私にとっては全く不案内な場所なのと気が焦っているため、説明が頭に入ってこない。要は女性が降りるバス停で一緒に降りてタクシーを呼ぶか、そこから15分ほど歩いて行くかどちらかのようだ。ご親切に地図を書いてくださる。

 間もなくして女性と一緒のバス停で降りて、目印を教えてもらってお礼を言って歩き出そうとすると、後ろから別の女性に声を掛けられた。
「すぐ後ろに座っていました。とてもお困りのようですが・・・」と。「お騒がせして申し訳ありません。ワクチン接種に行く予定だったのですが、乗るバスを間違えてしまって、歩いて行く道を教えて頂いたので・・・」と言うと、「ああ、そうでしたか。入院でもされるのかと思いました(乗る筈だったバスは大きな病院を経由する)。○○までは歩くとちょっと遠いですよ。良かったらお送りします。家がすぐそこなので」と仰る。

 「困った時はお互い様だし、せっかく予約したのにもし予約時間に遅れて打てなかったら大変だから、会場までお送りしますから、どうぞ遠慮せずに。」と。
 初対面の方にそんな甘えていい筈がない、と一緒に横断歩道を渡り、「ありがとうございます。大丈夫です。歩いていきます。」と言いながら暫し一緒に歩く。

 すると本当にすぐ行ったところにその方のお宅はあった。表札を拝見するとTさんと仰る。住所は出ていなかったのでメモするわけにもいかず。
 「ちょっと待っててくださいね。」と仰り、家の中に入ってキーを取ってきて、すぐに車を出してくださった。「皆、コロナで大変な思いをしているのよね。私も夫もそこで既に2回打ちました。それで今日は久しぶりに実家の○○県に住む母のところに行き、帰ってきたところなのよ。」と仰る。いやはや、もう恐縮しきりだけれど、地獄に仏とはまさにこのことだろう。

 全くもって間抜けな私。嗚呼、自己嫌悪。もし私が同じ立場だったら、見ず知らずの方にこんなに親切に出来るものだろうか。しかもこのコロナ禍で。
 確かに車では5分ほどの距離ではあったけれど、仰るとおり軽々と歩ける距離ではなかったことが分かった。タクシーを呼んでもすぐ来るかどうかもわからなかった。「本当にありがとうございました。」と最敬礼して、「お礼状を出したいのでご連絡先を教えていただけませんか。表札のお名前だけ拝見したのですが・・・」と言ったが、「いいのいいの、気にしないで。」と。
 結局、自分の名前をフルネームで名乗って重ねてお礼を言い、接種会場の入り口でTさんの車が見えなくなるまで見送った。
 時計を見ると、予定したバスに乗って来るよりも10分近く早かった。

 受付は建物の外。日よけのテントが貼られてパイプ椅子が10数客並んでいた。座り切れない人は立って待つ形。だから、口コミには早く行き過ぎずにオンタイムが良いとあったのだ。私の直前の受付予約枠の人たちがほどなくして受付開始になり、ようやく椅子に座ることが出来た。かなり暑い。立っていたらクラクラしてくる。高齢の方はこれでは体温が上がってしまうのではないかという状態だ。

 15分ちょっと待ち、時間通りに受付がスタートした。手指を消毒し、手首で検温。6度8分で問題なし。それからプレハブの建物内へ移動し、受付。入り口で身分証を出し、書類チェックを終える。続いてビニールカーテン越しに医師の問診。そして接種のブースへ誘導される。

 ブースから出ていらしたのは女性の看護師さんだろうか。「私は利き手が右で、左はリンパ節を取っているけれど、圧迫するわけでないのでインフルエンザの予防注射も最近はこちらです。」と左肩上に打って頂く。一瞬チクっとはしたけれど薬の量はそれほど多くなかったし、普段から針刺しには慣れているのでノープロブレム。
 予約時間開始からものの3分で終了した。そこから書類を渡して、経過観察のスペースへ移動。15分経つと名前が呼ばれ、クーポン券と1回目接種の控えが手元に戻ってきた。
 一緒に提出した基礎疾患申出書は保健所に送られるという。受付から20分もせずに出口から出られた。

 経過観察で待っている間、大柄な男性が椅子から転げ落ちた。場内は騒然となる。担架もストレッチャーもなく、男女のスタッフ数人で床から動けない男性を運び、救護ベッドに運んでいた。本当に大変なことだ。眩暈がした、と意識ははっきりしていたようだけれど、起き上がれなかったようだった。
 
 隣接する市民センターの建物でお手洗いを済ませ、バス停まで歩く。バスは1時間に2本。次のバスが来るまでたっぷり20分ほどあった。誰もバス停で待つ人はいない。皆、自家用車で送迎もしくは自分で運転、または車椅子を押してもらったり、付き添いの方と徒歩で会場まで来ているようだった。

 帰路のバスはガラガラどころか私以外1人しか乗っていなかったが、途中にある病院等でそれなりに混んできた。予定通り30分ほど揺られ、乗り換え駅まで戻ってきた。間違ったバスに乗って駅を出てからたっぷり2時間が経過していた。
 駅のコンコースの人流はかなり多い。ぐったりして電車に乗る。乗換駅の駅ナカカフェで喉の渇きと空腹を癒す。

 結局自宅に戻ってこられたのは定時に帰宅する時間より少々早い時間。生協のお届け品を取り入れて収納したら、またまたぐったり。腕の痛みは今のところまだそれほどではないが(打った方を下にして横になると体重がかかって痛むが)、少し頭が重い。これはこの高湿度の気候の所為もあるだろうけれど。

 さて、七夕というと思い出すことがある。2008年7月7日。もう13年も前のことになったけれど、この日を今もお世話になっている病院で迎えた。2泊3日、ハーセプチン投与開始のための入院だった。
 主治医が七夕だから願い(ハーセプチンが効いて腫瘍が小さくなること)が叶いますよ、と言ってくださったのをよく覚えている。

 初回投与後お約束通り、発熱し、頭痛も酷く夜は眠れず、げっそりだった。けれど、その後は若干疲れやすいことはあれど、本当に穏やかに日々を送ることが出来た。
 それから4カ月ほど毎週の投与を続けたけれど、ハーセプチン単体ではやはり力不足ということで、11月にはまた入院してタキソテールを上乗せ治療。
 初回投与2週間後には好中球減少症(白血球1,100、好中球は0.5パーセントの55だった。)による感染、高熱で水も飲めなくなり緊急入院になってしまった。入院中は自分の葬儀を自分が幽体離脱して見ている経験もし、今だトラウマとなっている。

 以来単体、カドサイラ、エンハーツと形は変えながらハーセプチンには13年以上お世話になり続けている。この薬がなければここまで、いのちが繋げたとは到底思えない。

 それにしても、今日は2人の女性にご親切に助けて頂いた。この恩はどなたかに送らなければ、と強く思っている。
 お名前も伺わなかったバスで隣の席にいらした方、会場まで送ってくださったTさん、ご親切に本当にどうもありがとうございました。
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2021.7.3-6 エンハーツ17クール目さらに減量13回目投与後10-13日目のこと 日々のあれこれ

2021-07-06 22:33:18 | 日記

 土曜日の夜、リアル参加2回目となる高校のZoom同窓会は能楽師のO君がスピーカー。PC越しではあったけれど、初めてリアルに能の舞と謡を拝見した。皆が興味深々で、チャットの質問も次から次へと。予定時間より大分押して、ブレイクアウトルームに散った。私は予定を詰め込み過ぎたこともあり、そのタイミングで疲労困憊のため脱落。

 それから糖分補給のため、夫が買ってきてくれたケーキと紅茶で一服。TVを見ると、熱海の土石流が大変なことになっていた。家がなぎ倒され、流されて多くの方たちが行方不明。スマホで撮影された生々しい映像に息を呑んだ。自然の威力の前には平伏すばかりだ。

 日曜仕様の目覚ましで目は覚ましたものの、ぐずぐずとベッドから出られなかった日曜日。夫も珍しく朝寝坊だった。遅い朝食を済ませる。
 都議選の投票方々駅前で遅めのランチ。その後、誕生月(15分延長サービスがある。)だった先月、日程が上手く取れずに行けなかったリフレクソロジーサロンへ。
 いつものようにオーナーKさんに最寄り駅まで迎えに来て頂く。雨が強い。スタッフのMさんが昨年秋から産休・育休中。今日はGさんも休務日で、オーナー一人で廻しているという。コロナ禍で予約の常連さんしか取っていないというが、なかなか大変そうだ。

 いつもの下半身スッキリコースでなく、お勧めの“月の満ち欠け×リフレクソロジー”お任せコースにした。満月のスペシャルブレンドオイルはサロンオリジナルではないものだそうだが、華やかな香りだ。深いリラックスとデトックスを導くという。
 ハンドリフレの後、ヘッドマッサージから始まって鼠径部、そしてフルリフレ。いつもと同じ100分間だった筈なのに満足感は高かった。それにしても、足裏も脛も足指もどこもかしこもゴリゴリで悲鳴を上げそうになるほど痛かった。施術後のハーブティはいつもの身体ポカポカブレンドをチョイス。

 来月の予約を済ませ、再び最寄り駅まで送って頂く。この場所にサロンが移転して大分経つが、通い始めた頃(16年ほど前のこと)は、2駅先にある初発でお世話になっていた病院のすぐ近くにあった。
 その時は駅から徒歩圏内だったので自分の足で歩いて通っていたが、今の場所には3駅先の駅からバスで通うしかない。かなり大回りの路線で、本数も少ない。送迎して頂いているためドアツードアで30分かからないけれど、バスを利用するとなると、都心に出るよりもずっと遠くなる。定期的に通うのはちょっと難しくなる。

 そんな事情でこれまで送迎をお願いしてきたが、オーナー一人の時はなかなか大変なご様子がなんとなく伝わってくる。どうも自分で運転して通ってくる常連さんが多いようだ。スタッフのMさんが復帰するのが来年4月。あまり負担にならないように、となると通う回数を減らすということになるけれど、どうしたものか。ちょっと悩ましい。

 時間調整を経て久しぶりのA先生のアロマビューティヨガのクラスに参加。今月は45分のショートクラスだ。今月の香りは涼やかに過ごしましょう、ということでペパーミント、ラベンダー、クラリセージのブレンド。足指、足のマッサージ等からサクサク始め、気持ちよく骨盤底筋を使うことが出来た。満足度は60分と変わらない。カレンダーを見たら、来週以降は休館日もあり、参加出来そうにない。残念。
 帰宅後は夫がハーブソルトを使ってシーフードパスタ等の夕食を用意してくれた。美味だった。メンテナンスとエネルギーチャージの有難い日だった。

 月曜日。通常出勤。夫は休務日。
 朝、しつこくワクチン接種サイトのキャンセル待ちをチェックしていたら、明後日、一番近い会場の最後の枠が【〇】(予約可能です)】になっていた。これなら午後休を頂くこともなく、往復3時間、電車とバスの移動をすることもなく、徒歩でサクッと済む。予約もキャンセルも2日前までという情報を得たばかりだったから、トライしてみた。

 ところが、既にマイページから「予約キャンセル」というタブが消えていて、キャンセルすることが出来ない。当然、改めて別の予約をし直すことも出来ない。フリーコールにかけても全く繋がらない。休務日の夫に助けを求めて引き継いだら、延々と鳴らし続けてようやくフリーコールが繋がり、事情を話すと折り返し電話をするという回答があったそうだが、待てど暮らせど連絡はなかった。まあ、そんなものである。

 もう諦めるしかないのだけれど、この不親切なシステム、やっぱりモヤモヤする。我ながら諦めが悪い。
 息子は職場で無事第1回目の接種を済ませたという。腕は痛いらしいが、酷い副反応もなく、無事。
 そんなわけで我が家では母、夫、息子と年齢順に順調に接種が進み、罹患したら一番危険そうな基礎疾患持ちの私が最後になってしまった。
 ヨガスタジオが休館日だったため、夕食後はのんびり今期の新しいドラマの録画を視て過ごす。

 火曜日。今日も雨。梅雨の末期、実に良く降る。外の湿気は凄く、サウナのごとしだ。昨日より気温も高く蒸し暑い。通常出勤で、午前中web会議に出て、昼休みには一番近いカフェでいつもの簡単ランチを済ませて帰宅した。
 午後からは在宅勤務。学内で開催されたCOVID-19重症化に関わる要因についてのセミナーを視聴。
 勤務終了後は夕飯の支度をして夫の帰りを待ち、夕食後はK先生のビギナーヨガのクラスに参加した。今日は24、5人の参加者。教え方が上手なのでついつい頑張ってしまう。たっぷり汗をかいてサッパリ。最初は頭痛だったけれど、大丈夫になった。

 さて、予想通り、ワクチン2回目を接種したかった7月最終週はどこの会場にも空きがなくなった。唯一【△】(残り僅かです←この場合は一人の空きがある、という意味)が出ているのは、明日私が出向く屋外会場のみ。とはいえ、明日日付が変わってまだ空きが残っているかどうか。

 そうなると、日曜日の朝一番によーいドンでチャレンジして8月1日の予約に賭けるしかないのか。その3日後の8月4日が治療日だから、もし副反応があって発熱でもすれば、かなりリスキーな日程ではあるのだけれど。
 まあ、考えても仕方ないことは考えない。今自分が出来ることを精一杯やったら、世界は全てうまくいくように出来ている、はいつも私が皆さんにお伝えしていることだった。その時はその時である。
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2021.7.4 ワクチン予約狂騒曲・・・ こんなシステムあり?

2021-07-04 12:24:49 | 日記
 来週水曜日にコロナワクチンの1回目の接種予約をしている。
 一番早く接種出来るのはこの会場しかなかったので、贅沢は言えなかった。けれど広い市内のこと、会場は遠く、都心に出向くよりもずっと時間がかかる。電車を2つ乗り継ぎ、30分に1本のバスに30分近く乗り、そこから徒歩数分という行ったことのない屋外会場だ。
 酷い雨だったり炎天下だったりしたら・・・と不安だ。会場はかなり密な状態で、高齢者の中には炎天下で具合が悪くなった方もいるという口コミもあり、ちょっとブルーになっていた。

 そんなわけで、少しでも近くの会場にキャンセルは出ないものか、と諦め悪く(そもそも私は諦めが悪いから、今も生き永らえていると思っている。)折に触れて予約システムで空き状況をチェックしていた。

 今朝、スマホチェックをしたら、明日7月5日の午後、電車を2つ乗り継ぐだけで行ける駅の前にあるホールに【○】が出ていた。受付時間を見れば、午後休暇を頂けばOKだ。もし明日接種が出来るなら、2回目は3週間後の今月末、一番便利な最寄り駅前会場にまだ何日か空きがある。
 これはトライするしかないのでは?!と予約してみることにした。

 システム上、ダブルブッキング防止のため、今持っている予約をキャンセルしないと新しい予約は出来ない。そして、もし新しい予約が出来ずに、もとの予約を復活させようと戻っても、私がキャンセルした枠にどなたかが即予約してしまえば、その予約さえ失うことになる。
 一か八かの賭けであるが、少しでも早く打てるなら・・・と思ってトライした。

 ところが、である。間違いなく明日のその時間が「【○】(予約可能です)」と出るのに、いくらタップしても予約画面に進めない。もしこれで当初の予約が取れなくなったら元も子もない。心臓がバクバクしてくる。
 慌てて戻って自分がキャンセルした予約を取り直した。そこは私が予約キャンセルした時間のみ「【△】(残りわずか)」と出ていたが、再度予約を取り直したら「【×】受付終了しました。」に代わった。一瞬のことだから私が持っていた1枠が「残りわずか」だったということになる。
 「1」が残りわずか!なのだ。夫の話では1クール15分間の予約枠で30人くらいはいたとのこと。普通残り僅かといえば「1」ではないのでは・・・、と違和感を持った。まあ、「1」を「残りわずか」と表してはいけないという決まりはないだろうし、これは飽くまで私の受け止め方の問題だと思うけれど、本当に言いたいのはこの後のこと。

 再度空き状況を検索すると、駅前ホールで一番早い【〇】印はやはり明日の「7月5日」である。どうしたものか。コールセンターに電話してみたら、運良く繋がった。「かくかくしかじか・・・予約が出来ないのですが」と言うと「ああ、明日の予約は出来ません。予約は2日前までになっているので・・・」とのこと。
 そういうシステムだったのか。
 確かにキャンセルは2日前までに、という文言を見た記憶はあったが予約は2日前までと記されていた記憶はない。では私の見落しか・・・ならば仕方ない。「では接種を希望する人がいるのに、みすみす明日のキャンセル分は無駄になるのですね・・・」と電話を切った。

 再び接種クーポン表とともに送られてきた説明書を端から端まで読み直した。「予約は2日前までしか入れられない」とはどこにも記載されていなかった。もし2日前までしか予約が出来ないのであれば、それは予め明記するべきことだし、2日前を切った段階で「予約出来ます」と【○】印ないし【△】印を出すことがおかしいのではないか。

 基礎疾患を持ち、体調と相談しながら出来るだけ早く接種したいと思っている市民は私だけではない筈だ。それを、今持っている予約の権利が危うくなっても【〇】印があれば、とジタバタして賭けようとするのは間違っているだろうか。

 再度コールセンターに電話をかけた(我ながら往生際が悪い。)ら、同じ若い男性が出た。「書類のどこかに予約は2日前までと書いてあったのでしょうか?」と訊いたところ、なかったようだ。私からだけではなく今日もそういうシステムの不備を言う電話が何件もあったらしい。
 この男性は「自分もそう思うので、貴重なご意見として上の者に伝えます。」と言っていたけれど、いかにも急ごしらえのシステム。これに翻弄された市民は少なくないだろう。

 そもそも2回接種が必要なのに、2回同時の予約が出来ない。だから本来は3週間後に接種すべき2回目の予約がいつ出来るのかずっと不安に晒される。今回も体調見合いで1回目を少しでも早められるなら、2回目の予約が少しでも早く出来る、とチェックしてきたのだ。2回同時に予約出来ていればこんなに不安になることもなかった。

 「急な予定変更や体調不良によるキャンセルを少しでも減らし、貴重なワクチンを無駄にしないため、2回目の予約の受付を1回目接種当日以降に設定しています。」との説明だったけれど、今の状況でワクチン接種を希望して申し込んだ人が、あえて自分からそれ以外に急な予定を入れて接種をキャンセルする比率はそれほど高くはないのではないか。もちろん冠婚葬祭等の非常事態は別として。と同時に接種に向けて体調管理にも注意を払うだろう。

 明朝からは更に若い年齢層の方たちの予約が解禁になる。2回目の予約は1回目の接種日当日以降だから、私がアクセスできるのは7日になってから。今空いている最寄り駅前の会場の枠も明朝であっという間に埋まるだろう。さらに8月の予約は来週日曜日の朝9時からスタート。これまでの状況を考えれば朝一番はアクセスが集中するだろう。その日は瞑想ヨーガのオンラインクラスの講師を勤めることになっている。
 それが終わった頃にアクセスして果たして予約が取れるやら・・・。

 居住する市は65歳以上の高齢者人口が最多ということでワクチン配布が先行的に早かったため、システム整備をはじめとするあらゆることを限られた時間内で整えなければならなかったのは十分理解出来る。先を行く自治体を参考にすることも出来ず、担当者の方たちはどれほどの作業量だったことか。けれど、だからこそ明らかな不備が出てきたら、それを改善しながらやっていくのが必要ではないかと思う。

 「7月5日」の【〇】印はまだ空き状況に厳然と残っている。せめて、こちらにアクセスすることで、今自分が持っている予約枠を失う人がいないことを祈りたい。
 
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2021.7.3エンハーツ17クール目 さらに減量13回目投与後10日目のこと お家でちょこっとハーブクラス参加後は映画とヨガで、復調万歳!

2021-07-03 20:38:23 | ASHARE (アシェア)

 土曜日。午前中は瞑想ヨーガクラスでお世話になっている患者会ASHAREさん主催、昨年11月末に続いて2回目の自宅で参加できるオンラインハーブクラスに申し込んでいた。
 数日前に丁寧かつしっかりと梱包されたハーブソルトづくりキット等が届いた。用意するのはZoomに繋いだPCとハーブと塩を混ぜるボール、キッチンペーパー、保存用の瓶のみ。

 定刻になり、参加者の皆さんがPCに集まる。瞑想ヨーガのクラスに参加してくださっているIさん、Sさん、Oさんのお顔も見える。
 代表Hさんの開会ご挨拶の後、綺麗なカラーの情報共有画面に沿って今日の講師と進行を務めるもう一人の代表Uさんが、ハーブとの出会いからお話しをされる。一人目のお嬢さんがお腹にいた時から27年、以来お住まいのマンションのベランダには多種類のハーブで溢れているご様子。
 育てる、収穫する、利用するというハーブの魅力を満喫されているそうだ。料理、美容、芳香、防虫、お風呂、クラフト、とその楽しみ方は自由自在。市販の薬は殆ど使わず、ご家族揃ってハーブの薬効を享受されているという興味深くかつ分かり易いお話に引き込まれる。

 今日作成するの7種類のドライハーブを使ったハーブソルトだ。どんなお料理もランクアップするというお墨付き。
 作り方はシンプルだ。Hさん、Uさんのお庭やプランターで育ったタイム、コモンセージ、オレガノ、マジョラム、バジル、ローズマリー、ローリエの7種類のドライハーブの茎を手でしごき、葉のみを使う。
 ボールに入れたら、バリバリに乾燥した葉を手で細かく砕く(私は、後半は乳鉢用の乳棒でゴリゴリした。)。同時に天然塩をキッチンペーパーに広げ、焦がさないように注意しながらレンジでチンして乾燥させる。
 これらを良く混ぜ合わせて瓶に入れたら出来上がりだ。瓶の蓋に貼る可愛らしいシールまで用意されている心憎さ。葉を手でしごくだけでハーブの良い香りが漂う。無心になってゴリゴリしていたら、これも一種の瞑想状態。久しぶりにとても楽しかった。

 完成後は皆揃ってスクリーンショットの記念写真。今日は思い切ってかつらを取って地毛で参加した。
 予定時間の1時間は瞬く間に過ぎ、それぞれが感想等思い思いにお喋り。
 ハーブクラスが1時間で終了した後、引き続き大学主催の教養講座を視聴する予定(今日の講師は2019年ノーベル化学賞受賞・旭化成株式会社名誉フェローの吉野彰先生)だったけれど、お話が楽しかったのとその後スタッフの方たちと次回以降のクラスの打ち合わせ等も含めて情報交換もあり、お開きがほぼ正午になり、教養講座の視聴は結局お流れになった。

 ハーブソルトを使ったお料理も紹介されたが、お肉にかけて焼くだけ、お魚の塩焼きもお洒落なイタリアン風に、海老にかけてソテーしたらお酒のおつまみにぴったり、とただかけて焼くだけ!でお料理が断然グレードアップするという。
 出来上がったハーブソルトで夫が何の料理をしてくれるかが、目下のところの、スタッフの皆さんの知りたいことナンバーワンのようで(私が料理をする、とはどなたも思っていない。私は作る人ではなく、頂く人です、と割り切ってしまうとなんて楽なんだろう!)、夫はなかなかプレッシャーかもしれない。

 講座終了後はおまけのハーブ種として送って頂いていたルッコラとディルを早速ポットに蒔いた。芽が出るのが楽しみだ。

 簡単ランチを頂き、午後からは邦画を1本(8月末日迄のチケットがまだ3枚もある。)。両脇がいない席をスマホで予約してギリギリに映画館に入ったら、私の席に年配の女性が座っていた。
 「?」怪訝そうな顔でこちらを見ている。もう一度席番号を見直しても間違いなく彼女が座っている席が私が予約した席だ。

 「ここですか?」と言われて頷くと、その女性が仰ったことには、「私、本当は隣なんだけど、両隣がいない方がいいと思ってここに移ったんだけど・・・」と。いや、私も両隣がいない席を予約してきたのですが・・・。
 とても迷惑そうに、えっちらおっちらと本来の隣の席に動いてくださったけれど、なんだかモヤモヤ。予約状況を確認すると、反対側の先はずっと空席のようだったので「お嫌ならあちら側は全部空いているようですよ。」と言ったところ、「いや、いいの」であった。

 うーん。確かに以前緊急事態宣言が明けた頃は一つ置きにしか座席が予約出来ないことがあった。今日もその状況だと思って予約したのかどうか。実際それなりにお客さんは入っていた。
 映画自体は前回先月観た作品「いのちの停車場」より面白かった。ちなみに観たのは「夏への扉」。上映時間が丁度都合良かったのと、プレミアスクリーンだったので選んだけれど、思いのほか良かった。原作は読んでいないのだけれど、読んでみたいなと思った。

 その後11日ぶりにT先生のビギナーヨガのクラスに参加した。20名ほどの参加者で両隣りがいなくてのびのび。下半身を解しながらゆったり進むクラスは副作用で痛んだ身体の回復期にはちょうど良い運動量だ。さすがに凝り固まっていたけれど、大分血行が良くなった気分。
 シャワーを浴びてさっぱりして、往復とも雨にも降られず(大きな傘を持って出たが、結果的には荷物になった。)に済んだ。その間夫はクリーニング屋さんに行き、帰りに私のリクエストのケーキを買ってきてくれていた。夕飯の支度もお任せしてルンルン。

 ということで、無事復活し、楽しいことが出来るようになった土曜日。掃除も洗濯もひとまず急いでやらなければならない家事もない幸せな土曜日の夜。
 この後、隔週開催の高校時代のZoom同窓会にも参加予定である。
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