ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.7.10 父が逝って5年、ワクチン初回接種3日後のこと、ABCミニセミナー参加

2021-07-10 21:24:47 | 日記
 昨夜は夕食をしっかり頂いた後、念のため体温を測ったら37度になっていた。頭痛は続き、なんとなく怠いし眠い。次に測ったら7度8分。これはちょっとまずいパターンかも・・・と思い始める。
 追い打ちをかけるように夫が「夜間救急に行かなくていいのか」「コロナ感染なら自分も濃厚接触者になる」と脅し文句を言い出す。

 明日の朝、まだ熱が下がらなかったらかかりつけクリニックに出向くことにした。医師の友人にLINEで体調報告をし、早々に入浴してベッドに入った。就寝前に歯を磨いたら、出血したのでどうしたのかと思ったら、奥歯の周りの歯茎が赤く腫れていて、そこにブラシが当たってしまったらしい。ECの治療中、免疫抑制による急性歯根膜炎になって酷い目に遭ったことも思い出して、ドキドキした。これも副反応なのか。

 息子が小さかった頃はよくお世話になっていた冷えピタを随分久しぶりに使う。汗をかけているから大丈夫かな、と思いながらそのまま眠り、明け方お手洗いで目が覚める。お通じが順調だ。体温は35度5分。良かった。下がった。
 もうひと眠りして朝の連続テレビ小説おさらい編を見て、もう一度体温を測ると36度丁度。まだちょっとふらっとするけれど、ほっとした。
 夫は夜中に何度か、様子を見たらしい。汗ばんでいて熱はなかったそうだ。

 コロナワクチンの副反応は翌日が一番酷く、2日目でほぼ収まる(48時間後)とのことだったので、2日目の夜(54時間後)から発熱が始まって、すわ、副反応ではないのか、と心配したけれど、寝ている間にLINEで送ってくれた友人の医師のアドバイスによると、副反応は3日目まであるとのこと。「今日38度を超えるようなら受診を進めますが、このまま下がるのなら大丈夫、朝起きたときの様子を教えてね。」とのことだった。

 昨夕(まだ37度8分になる前)、母には明日雨が酷いようなら、墓参は止めて会食だけにしようとDuo通話で連絡していた。
 今朝は予想に反して青空が広がった。最高気温は33度の予報だが午後からは雨が降り出すという。
 父が”来い”と言っているような気がして、予定通り墓参の後、会食をすることにした。とりあえず熱が下がって良かった。これで万一コロナ感染ということだったら、いくら2度の接種を済ませているとはいえ、高齢の母と会食するのは禁忌であった。当然同じく2回接種を終えているとはいえ夫も濃厚接触者になったわけだし。
 ただ、もしこの状況で感染したのだとしたら、この1週間は在宅勤務か職場にしか行っていないので、ワクチン接種で片道1時間半移動した日以外考えられず。遠くまで出歩くは怖いなと改めて思った。

 今月28日に同じ場所で2回目の接種予約をしているけれど、2回目はより副反応が強く出るという。1回目の会場はあまりに不便なので、8月1日(それ以前は全て×になっている)に自宅近くの会場予約チャレンジを考えているが、うまく予約を取り直せても、3日目まで副反応が出るとしたら8月4日は体調が酷く、エンハーツ治療が出来なくなる可能性が高い。28日に近い会場に変更出来ると良いけれど、その可能性は限りなく小さい。なんだかなあ、である。

 ということで、母に乗るべきバスを指定して最寄り駅前で迎えることにした。それにしても凄い陽射し。私はレースの黒いワンピースだが、ダークスーツを着た夫は気の毒なことこの上ない。ところが、母が到着予定時間に現れないので、先にスーパーで花を買い求める。ちょうど祥月命日ということで、普段の倍量の花束にしたら、かなりゴージャスになった。

 母は言われたバスに乗ったけれど、学生の乗り降りが多かったとかで10分近く遅れたとのこと。夫とタクシー乗り場に移動しているところで私と合流。すぐに墓地に向かった。ずっと緊急事態やら蔓延防止云々やらが続いているのでシャトルバスサービスはお休みのままだ。
 墓地は沢山の墓石に太陽が反射して熱いくらい。ちょうどお彼岸前の掃除が終わったばかりと見えて、花立に雨水が全く溜まっていなかった。花を活け、線香を傾け、たっぷりと水をかけて3人で交代に拝んで、早々に退散。
 再びタクシーを呼んで最寄り駅まで戻り、予約したホテルのレストランに向かう。父が生きていた頃は中華やら和食やら月1度くらいのペースで昼食に来ていたけれど、今やコロナ禍でもあり、すっかりご無沙汰である。

 奥の静かでゆったりした席に案内してもらえて有難かった。久しぶりに和食のフルコースを堪能した。デザートまで頂いたらお腹がはちきれそう。食後の珈琲を追加したのは夫だけ。来週、米寿の誕生日を迎える母にプレゼントを渡したら、私にも還暦祝いに、と30年越し(習っていたのは30年ほど前)で完成したという木目込み人形の丑を貰った。

 ずっと作りかけのまま、と聞いていたのでもう手にすることはないだろうと思っていたのだけれど、忘れた頃にやってきた真っ赤な丑である。息子には随分前に子(ね)の人形をもらっていて、リビングに飾ってある。
 母を帰りのバスに乗せ、きちんと座ったのを見届けてから別れる。午後になっても雨が落ちてくる気配はない。とにかく茹りそうな暑さ。

 最寄り駅まで戻り、久しぶりに夫とドラッグストアで買い物を済ませ、そこで別れて私はヨガスタジオへ。T先生のビギナーヨガのクラスに参加した。今日もゆったり身体を動かしてたっぷり汗をかくことが出来た。
 帰途、あまりに喉が渇いてカフェに入って一服。ちょっとスマホを見たら、申し込んでいたキャンソルさんのセミナーが間もなく始まることに気づき、慌てて帰宅した。

 いつも参加させて頂いているABCプロジェクトミニセミナーZoomミーティング、今日のテーマは「診察室でのコミュニケーション」。
 “診察の中で「言いたいことがうまく言えない」、「何を伝えたら 良い かわからない」と悩むことはありませんか。本セミナーでは、本当に聞きたいことや言いたいことをどううまく伝えれば良いのか、平井先生に伝えるコツ(アサーティブ・トレーニング について 教えていただきます。”という惹句で、講演は平井 啓先生(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)。自分の不注意(最近こういうミスが多い。ケモブレインでないと良いけれど・・・)で、最初の10分ほどを聞き逃してしまったのはとても残念だったが、実に興味深い内容で有意義な1時間を過ごした。

 色々な方から、主治医とのコミュニケーションがうまくいかないという悩みは常々耳にすることが多いのだけれど、私はおかげさまでそういう悩みが殆どない。図々しく色々なことをお伝えしてきた13年半だったのだけれど、それを受け止めてくださっている主治医、化学療法室の看護師さんや薬剤師さんたち、様々なスタッフに恵まれていることを改めて実感出来る時間となったことは大きな収穫だった。

 というわけで、復活して午前中から夜まであれこれ欲張りな1日になった。
 明日の午前中は瞑想ヨーガの講師である。きちんと勤められることが出来そうで本当に良かった。

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