在宅勤務。一日雨降りという。湿度が高い中、マスクをしないで家にいて仕事が出来る有難さ、である。
大分体調が上向きになってきたこともあり、夫を送り出してからは勤務開始前の隙間時間を活用してまずは洗濯機を廻す。厚物とタオル類は乾燥機へ。干し上げてからPCに向かう。
午前中何度か呼び鈴が鳴って、お中元やら自分でぽちっと注文した雑誌やらが届く。「雨の中お疲れ様です。」と思わず声に出る。家にいないと不在通知で再配達をお願いしなければならなかったところだ。
昼休み、レンチンランチを終えて隙間時間。乾燥が終わったタオル等を畳んで収納してから、かつらのシャンプー。寒い時期と違ってぬるま湯でなくとも全く問題がない。月末には一旦かつらを外したいと思っているのだけれど、どうだろう。
今日は夫が仕事帰りに美容院カットを予約していた。普段ならそういう日程の時、夕食はてんでんこなのだけれど、昨日勢いで外食をしてしまったので、生協ミールキットを使わねばまずい。
そのため、「美容院の帰りには食事を摂らずにまっすぐ帰ってきてね」と言ってあった。
その美容院の予約時間から15分ほど過ぎた頃、件の美容院から電話が入った。「!?」「○○さんはいらっしゃいますか?」「今日はそちらに行っている筈ですが・・・」と。何かあったのだろうか。
LINEをしても既読にならないので、電話をしたら、なんとライナーで終点まで眠りこけ、乗り過ごしたのだという。忘れ物大王はこういうところでも色々やらかしてくれる。自分で美容院には連絡を入れたというが、全くもって、困ったものである。まあ無事でよかった。
どこかで倒れていたとか事故に遭ったというのならまた話は別である。
そんなわけで、夫の帰宅まで時間に大分余裕があったので、勤務終了後もさぼっていた拭き掃除を丁寧に行い、ゆっくり夕食の支度が出来た。ついでにクローゼットや押し入れ等の除湿剤の入れ替えも。
朝ぽちっとした文庫の新刊も、夕刊を取りに階下のポストに降りた時には既にメーターボックスに置き配してあった。有難いことである。一歩も外に出なくても困らない世の中だ。とはいえ、それを支えてくれている方たちがいるということで頭が下がる。
さて、勤務する大学では先月からモニタリングPCR検査を実施している。事務室に近い棟で受けられるし、せっかくの機会だから、と先週の治療前日体調の最も良い日の午後を選んで受検した。
検査会場は空いており、書類の記入から検体採取までシステマティックな流れ作業。何ら迷うことなく検体を提出出来た。原則翌日に結果がメールで連絡されるということだったが、待てど暮らせど来ない。同日の午前中に受けた職場の同僚に訊くと、「今は混んでいて翌日には来ないようですよ。私は昨日来ました。」と今週明けに聞いた。
そうなんだ、と待っていたけれど、さすがに今日で10日だ。痺れを切らしてコールセンターに問い合わせの連絡をしたところ、先ほどショートメールで返事が来た。25日には登録した宛先にメールを送信したというが、何故か届いていなかった。結果は陰性だったので、ひとまずほっとしたのだけれど・・・。
東京のコロナウィルス感染者数は、緊急事態宣言を解除したわけだから、当然の結果だろうけれど人出は増えており、一向に減らない。それでも五輪開催に猪突猛進まっしぐら。あくまで有観客に拘り、終電を繰り上げていた交通機関さえも深夜運転をするのだという。もはや私の頭では理解不能である。果たして明後日の投票日、都民は一体どういう審判を下すのやら。
それにしても一昨日までが信じ難いほど空腹感が強い。前クール同様、ちょっと元気になるとすぐに調子に乗って動きすぎるのが私の悪い癖。心してセーブしなければ、と思う金曜日の夜である。