ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.6.4 瞑想ヨーガ指導者養成コース9日目、マイペースでトライ

2016-06-04 22:51:03 | ヨガ
 瞑想ヨーガ指導者養成コースは前期も9日目、残り3分の1になった。
 週初めはどうなることかと思った体調もなんとかほぼ平常に戻り、今朝は今週初めての大洗濯。来週からはお天気が崩れるという。大事な晴れの日を随分無駄にしてしまった。いつもより早起きの土曜日。こうして無事休まず出かけられたことに感謝して家を出た。

 特に出遅れたわけでもないけれど、いつも陣取る場所がすでに埋まっていたので、今日は入り口の壁際のマットに座る。
 Sさんが出席を取り、奇跡のリトリートからご一緒していた同じチームのMさんが仕事の関係で後半出席が叶わなくなり、次期のコースに振り替えて受講されることになった旨お話される。既にLINEで連絡は受けていたけれど、実際Mさんの不在を実感すると皆、とても残念そう。全員揃って修了出来たらよかったのだけれど。

 まずは身体を慣らすためにマントラ付きの大地への挨拶の礼拝、太陽礼拝を3回ずつ繰り返し、シャバーサナを経て軽く瞑想、シャーンティを味わう。この2週間、殆どレッスンに出ていなかったのでなかなか思うように身体が動いてくれない。それでも最後のシャーンティはとても穏やかで気持ちよい。

 チームに分かれて、自分で成長出来たと思うことについてシェアし合う。自身の成長は忘れてしまいがちなので、敢えて思い出して声に出して耳から自覚するとより強く感じることが出来るという。そのためのシェアだそうだ。ポイントはgood and new で人生の良いことにフォーカスすること。どうしても不安や暗い気分にフォーカスしがちな時、必要な手法だという。6人のチームが5人になり、Mさんの不在を皆が意識しているのを感じる。

 午前中は“解剖生理学の基礎2”で、呼吸器系の基本を理解する。肺、横隔膜、呼吸にかかわる筋肉と骨、心臓、血管、血液の役割と構成、呼吸の仕組みなど、昔理科で学んだことが今、とても新鮮に蘇ってくる。座学の後は3人でチームを組んで、それぞれの呼吸を観察する。最終目標は深い呼吸により上半身の前後左右が丸く大きく動かせるようになることだ。どうしても硬い部分は動きが悪い。これを自分で意識しながら、アーサナや均整術で調整していく。私はどうしても胸部を庇うために鎖骨周りや大胸筋が硬く凝り固まっている。これを2人がかりでほぐして頂き、魚のポーズやアッパードッグのポーズをすると、びっくりするほど呼吸が深く楽に出来るようになった。凄いことである。

 そして、お待ちかねのランチタイムはいつもご一緒するお2人と3人で。前回混雑で入れなかった、皆が大好きなタイ料理レストランへ向かった。今日はラッキーにもすんなり奥のテーブルに入れた。さすがに病み上がりで、辛いものはちょっと自信がなかったので、さっぱりした麺にした。美味しかったけれど、珍しく完食出来ず、ちょっと残念。

 午後は呼吸の続きで、胸式呼吸、腹式呼吸の違いを学ぶ。私は中学高校時代のブラバンのおかげで腹式呼吸が染み付いているが、食後すぐに横隔膜を主に使う腹式呼吸はちょっと頂けない、ということで実践は後にして座学から。深くゆっくりした呼吸をするときの効果、速く力強い呼吸をするときの効果を比較して学ぶ。
 
 ちょうど眠くなる時間ということもあり、マントラを唱えつつ新しいキールタンを数曲歌う。とにかく気持ちよくて途中でウトウトしてしまう。呼吸が浅い人もこうしてマントラを唱え、キールタンを歌うことでどんどん呼吸が深くなっていくという。歌うことはやはり身体にいいのだと実感する。

 休憩を挟み、最後は身体をほぐしてからアーサナの時間。ジャンプをしたりねじったりしているうちにちょっと頭が痛くなってくる。休み休み参加して、心臓より頭が下に来るいわゆる逆転のポーズに挑戦する。段階を追って無理はしない、ということで、まずは肩立ちの第一段階からスタート。ひとつずつ丁寧に教えて頂くと、普段なかなか出来ないで諦めてしまうことにも挑戦してみようかという気分になるのが不思議だ。もちろん皆が一緒だから、というのも大きいのだけれど。

 こうしたポーズは首に少しでも違和感や痛みがある時は出来ないものだけれど、自分の身体と相談しながら一歩一歩進んでいくと不思議と大丈夫。Nさんとペアを組んでお互いにサポートし合う。自分ではよく見えないので、フォローしてもらうのはとても有難い。腹筋を使うこと、使うこと。もうプルプルしてくる。今度は頭立ちでウサギのポーズからスタート。三点倒立にも初めて挑戦したけれど、やり方がわかっただけで十分満足して、何度か自分なりにトライしてみた。柔軟性や筋力が必要なので、徐々に練習できれば十分だな、というのが今日の感想だ。

 こうした逆転のポーズは頭がスッキリするという効果がある。何か打開策が必要なとき、インスピレーションが欲しいとき有効なポーズだという。あのガンジー氏が何かあると逆立ちをしていたというのだから、なるほど、と思う。

 そして最後はプラーナ・ヤーマ(呼吸法)をいくつか。カパラバディの簡単バージョンであるというバストリカーを学んだ。ふいごのような呼吸法で、強く吐けば、自然に吸う息は入るという仕組みだ。続いて蜂の羽のブーンという音という意味のブラーマリーも体験。眉間めがけて出来るだけ高い音をハミングする。この呼吸法は強制的にリラックスさせる時に有効だという。頭がヒートアップしていて眠れないときなど、是非取り入れたいと思う。

 というわけで、今日もあっという間の1日だった。
 明日は残念ながら半日でクラスを早退して、京都に向かうことになっている。有難くも充実した忙しい土日である。

コメント
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