カドサイラ(T-DM1)を投与開始してまもなく1年になる。明日投与すれば17回目だ。3週に1度なので、51週にわたってお世話になっている計算だ。
強力な抗がん剤エムタンシンを搭載している分子標的薬ハーセプチンだから、HER2蛋白を持つがん細胞だけに反応して、副作用は他の抗がん剤に比して酷くないという、いいとこ取りの待ちに待った薬だった。
私の身体での1年近い人体実験(!)の結果、概ね、本当にそうだと思う。それでも数々の副作用に耐えられず、10回目を境に8割の減量をしている。ヘタレだなあと思うけれど、主治医からは「でも、減量しないと続けられないでしょう?」とも言われている。だからそれでよしとしている。
私の治療に対する考え方は常に“使える(効果のある)薬は出来るだけ細く長く続け、身体を痛めつけ過ぎることなく今のQOLを保つ”ことが一番の目標だから。
相変わらず副作用である手足の痺れ、疼痛対策で保湿のヒルドイドローションや軟膏に加え、加工ブシ末、牛車腎気丸の漢方2種とサインバルタ錠のお世話にもなっている。また、綿手袋は入浴、手洗いなど水に濡れる時以外はいつも嵌めているし、拭き掃除や水仕事では病院で使われているのと同じ薄いゴム手袋を嵌めてなるべく保護している。
そのおかげでこの副作用は概ねうまくコントロール出来ていると思う。サインバルタ錠は眠気防止のために、夕食後と就寝前の2回に分けて1錠ずつ飲んでいるが、眠気に負けて就寝前の1錠を飲み忘れることがこの3週間で2回あった。
けれど、まとめて2錠飲むのは怖いので、その場合はスキップ。それでもある程度の期間飲み続けているせいか、血中濃度が安定しているのか、急に痛みが悪化することもなくセーフである。
あとは涙目と鼻血が出易いこと。これについては今に始まったことではないけれど、最近、朝起きてから、特に目の痛みが酷い。何かが突き刺さるような、沁みて目が開けていられないような痛み。ひとしきり涙が出て止まらない。目薬を差してみてもある程度時間が経たないと軽減しない。
ここで目をこすったり涙をぬぐったりすると、瞼の爛れが悪化する。出勤時は外気の冷たさのせいで(いまだに睫とは鼻毛がスカスカなので)涙と鼻水が出るので、さらに酷い。
出勤して暫くは、目の痛みでPCの画面を見るのがかなり辛い。だんだん慣れては来るのだけれど、一日PCを見ている仕事だから目にはあまり良くないのだろう。
同じようにカドサイラ(T-DM1)を使っている方で、目の痛みを訴えてる方もいらっしゃるようだけれど、カドサイラ(T-DM1)投与の影響で、分泌される涙にも刺激物質が含まれて目を刺激するのかどうか-何分発売されてからまだ日が浅い新しい薬なので、イマイチよくわからないらしい。
明日の通院で訊いてこようと思っているが、果たして原因がわかるのかどうか。ともあれ、こうした目に見える副作用よりも目に見えない副作用-好中球が減少してG-CSFの注射に通うとか、その結果、高熱で入院するとか、いわゆる抗がん剤の酷い副作用-が出ずに普通の生活が送れているのは何より有難いことだ。
このまま少しでも長く付き合っていければよいのだけれど・・・。
帰宅すると今月初めてのお花が届いていた。大輪が咲きそうなオリエンタルリリーが2本、黄色いソリダコが2本、ロベヤシのポピュラーな組み合わせ。花言葉は「高貴」、「永遠の少年」、「勝利」だという。
強力な抗がん剤エムタンシンを搭載している分子標的薬ハーセプチンだから、HER2蛋白を持つがん細胞だけに反応して、副作用は他の抗がん剤に比して酷くないという、いいとこ取りの待ちに待った薬だった。
私の身体での1年近い人体実験(!)の結果、概ね、本当にそうだと思う。それでも数々の副作用に耐えられず、10回目を境に8割の減量をしている。ヘタレだなあと思うけれど、主治医からは「でも、減量しないと続けられないでしょう?」とも言われている。だからそれでよしとしている。
私の治療に対する考え方は常に“使える(効果のある)薬は出来るだけ細く長く続け、身体を痛めつけ過ぎることなく今のQOLを保つ”ことが一番の目標だから。
相変わらず副作用である手足の痺れ、疼痛対策で保湿のヒルドイドローションや軟膏に加え、加工ブシ末、牛車腎気丸の漢方2種とサインバルタ錠のお世話にもなっている。また、綿手袋は入浴、手洗いなど水に濡れる時以外はいつも嵌めているし、拭き掃除や水仕事では病院で使われているのと同じ薄いゴム手袋を嵌めてなるべく保護している。
そのおかげでこの副作用は概ねうまくコントロール出来ていると思う。サインバルタ錠は眠気防止のために、夕食後と就寝前の2回に分けて1錠ずつ飲んでいるが、眠気に負けて就寝前の1錠を飲み忘れることがこの3週間で2回あった。
けれど、まとめて2錠飲むのは怖いので、その場合はスキップ。それでもある程度の期間飲み続けているせいか、血中濃度が安定しているのか、急に痛みが悪化することもなくセーフである。
あとは涙目と鼻血が出易いこと。これについては今に始まったことではないけれど、最近、朝起きてから、特に目の痛みが酷い。何かが突き刺さるような、沁みて目が開けていられないような痛み。ひとしきり涙が出て止まらない。目薬を差してみてもある程度時間が経たないと軽減しない。
ここで目をこすったり涙をぬぐったりすると、瞼の爛れが悪化する。出勤時は外気の冷たさのせいで(いまだに睫とは鼻毛がスカスカなので)涙と鼻水が出るので、さらに酷い。
出勤して暫くは、目の痛みでPCの画面を見るのがかなり辛い。だんだん慣れては来るのだけれど、一日PCを見ている仕事だから目にはあまり良くないのだろう。
同じようにカドサイラ(T-DM1)を使っている方で、目の痛みを訴えてる方もいらっしゃるようだけれど、カドサイラ(T-DM1)投与の影響で、分泌される涙にも刺激物質が含まれて目を刺激するのかどうか-何分発売されてからまだ日が浅い新しい薬なので、イマイチよくわからないらしい。
明日の通院で訊いてこようと思っているが、果たして原因がわかるのかどうか。ともあれ、こうした目に見える副作用よりも目に見えない副作用-好中球が減少してG-CSFの注射に通うとか、その結果、高熱で入院するとか、いわゆる抗がん剤の酷い副作用-が出ずに普通の生活が送れているのは何より有難いことだ。
このまま少しでも長く付き合っていければよいのだけれど・・・。
帰宅すると今月初めてのお花が届いていた。大輪が咲きそうなオリエンタルリリーが2本、黄色いソリダコが2本、ロベヤシのポピュラーな組み合わせ。花言葉は「高貴」、「永遠の少年」、「勝利」だという。