ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.11.8 立冬の日、玄関改造計画・・・完遂!

2015-11-08 21:50:36 | 日記
 私も夫も靴が好き。イメルダの異名を取ることは、いつかもここで記事にしたことがある。けれど、哀しいかな、様々な薬の副作用による足の痺れや痛み、爪囲炎やらで、つま先の細い華奢なヒールを履くなどもってのほかになってしまった。さすがに最近では、そういう靴はウィンドウ越しに指をくわえて見るだけで、買わなくなって(買えなくなって)久しい。

 それでも、そういう事態になる前に好きで買い集めた沢山の靴たち、そのまま捨てるに忍びず、かといってガレージセールに出すほどの元気もなく、おろしていない新しい靴の箱は夥しく重なっていた。
 玄関に息子の巨大な靴が鎮座しなくなって早や1年以上経つというのに、見ればいつも夫と私の靴が何足もシューズボックスからはみ出して、玄関の場所塞ぎになっていた。
 
 どうにかすっきりしないものか・・・とカタログを見ながら、これなら今のものより大分収納能力が高そうだし、サイズ的にも何とか入りそうだし、良いかもしれないと勢いで注文した。ところが、今月になって諸々が重なり、ドタバタしているうちにまるで片付ける暇もなく、今日の昼には納品ということになってしまった。

 雨の中、夫がこれまでのシューズボックスを粗大ごみ置き場に運び込み、そこに新しいシューズボックスが届いて、取り出した靴を入れ替えれば終わりとばかり思っていたのに、荷物が到着してみたら、なんと広くなった玄関にただ長細い2つの梱包が置かれただけ。
 2人して絶句し、顔を見合わせた。完成品が届くとばかり思っていたのに、実は要組立品だった。カタログを見誤っていたのだ。
 古いシューズボックスに入っていた大量の靴たちは室内に緊急避難中。とにかくシューズボックスを組み立てなければ・・・・。こうして雨の中、意を決しての夫の日曜大工が始まった。

 まるまる半日以上潰して、夫の大作が完成。50足弱が無事収納され、とりあえずサンダル2足以外は靴が姿を消した。
 それでも入りきらずに、泣く泣く捨てた靴たちは一体何足あったろうか。殆ど1,2度しか履いていないものも数多く、あっという間に不燃ゴミの黄色い袋が一杯になっていく。「断捨離、断捨離!」と繰り返しながら、夫はバッサバッサと捨てていく。片や私は「あれ、こんな靴も持ってたんだ、ろくに履いていないのに・・・なんだか胸が苦しくなってきた」とブツクサ言いながらも、驚くほどスッキリした玄関は気持ちのよいもの。

 玄関先に出ているのはサンダル2足だけ、という状態がいつまで続けられるやら。後は私の心得次第ということか・・・・。雨の立冬、折角完遂した玄関改造計画、なるべく長持ちさせたいものである。
コメント
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