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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.11.26 時薬と9周年と試写会と・・・代休は寒さにめげず大忙し

2015-11-26 23:12:29 | 日記
 今日も寒い一日だった。冷たい雨がしとしと降っている中、母の通院付添いの為に朝一番で実家へ向かう。退院後の初通院で問題がなければ、その後は3ヵ月毎の通院と聞いていたけれど、母の体調が落ち着かないということもあり、前回から4週間後、2回目の通院日だ。

 実家に到着すると、父がデイサービスのお迎えの車を待っている。「おはようございます」と挨拶をするが、耳が遠いのでなんだか噛みあわない。今月初めの施設退所のゴタゴタの時以来、父と顔を合わせるのは初めて。母の話によれば、その日のことは何も覚えていないのだという。あれだけのことがあって、なんだかなあと思うけれど、もうどうこう言っても仕方ないのだな、と諦める。
 雨降りの所為なのか、お迎えが10分近く遅れ、ようやく送り出してから急ぎタクシーを呼んで病院に向かった。

 自動再来受付機でIDカードを通し、採血室へ。前回より10分ほど到着が遅かっただけで、かなり混雑している。2階の外科へ移動したら、既に予約時間の10時になっていた。「中待合にどうぞ」の番号は点灯しているけれど、採血結果が出ないことには始まらない。それからたっぷり1時間以上待ってどんどん抜かされ、結局、呼ばれたのは最後だった。

 今日もトレードマークのミニスカートに紺のハイソックス、ローファー履きのT先生が「大変お待たせしてすみません」と顔を出された。「(お腹の調子は)どうですか」と問われ、母は「今は便秘で、マグラックスを処方通り飲むと今度は下痢をするのが怖くて眠れなくなるので・・・」と話すと、「だんだん落ち着いてくると思うけれど、便秘は良くないので、うまく調整しながら飲むように。」と言われる。
 入眠剤や軟膏もお願いし、「お腹の傷に引っかかる所があると言っています。」と診て頂くと、痩せている(なんと33kgだそうだ)ので(溶ける筈の)糸が出てきている部分があるとのこと。その場でピンセットと鋏で切って頂く。母は相当痛そうだったけれど、この後ずっと気になるよりも良かったのでは。

 次回はまた4週間後の木曜日で良いですか、と私の顔を見て訊かれたが、ちょうど自分の通院日と重なるので、「年内は厳しい。年明けも木曜日は外せない仕事の為3週連続で休めない。」と言うと、水曜日にも診察があるとのこと、やむなく8週間後の水曜日に入れて頂いた。
 処方箋が出るまで再び待合で待った後、会計へ。待ち時間にコンビニまで母に頼まれた食料品を買いに行き、自動支払機で支払を済ませると、既にお昼を回ってしまっていた。
 道路を渡って向かいの薬局へ。雨が止んでいて傘を差さずに済んでほっとしたが、こちらもかなり混んでいる。3,4歳の女の子がいきなり嘔吐して大変。お母さんは赤ちゃんを抱っこしていて、始末が出来ない。薬剤師さんが掃除をしていたが、周りにいた私達もノロウィルスなどに感染しないと良いけれど、と思うが咄嗟のことでどうしようもない。処方まで待つこと30分近く。薬の説明を受け、病院と薬局の滞在時間は3時間弱。やはり出だしの遅れが最後まで響いてしまった。
 
 やっと終わった時にはすっかりお腹もペコペコ。以前から一緒に行こうと誘われていた薬膳料理のお店に行くことに。
 前回の通院後、往復タクシーで伯母の葬儀に出かけた以外は、家の周りをちょこちょこと歩いているだけの母なので、すぐ近くだとはいっても歩いて大丈夫なのかと思う。ゆっくり歩いたこともあり結構な距離に感じる。足取りはそれほど危なっかしくもなく、ああ、時薬なのだな、と安心する。こうして薄紙が剥がれるように段々と元気になっていくのである。人間って凄いと思う。

 予約もしていなかったのに待たずに入れたのが本当にラッキーなほど繁盛していた。確かにお薦めだけあって、頂いたランチはとても美味だった。母も美味しい美味しいとよく喋り、良く食べる。夜はもう適当でいいから、と言う。今月から父は週2日だったデイサービスに週4日行くようになったことが有難いらしい。母自身も要介護2(父が要介護1なのに!)の認定がおり、ヘルパーさんに来て頂ける時間もそれなりに増えているという。
 レストランでタクシーを呼び、実家まで戻ってもろもろの書類等を整理し、母のお喋りの相手をしてから実家を後にした。

 その後、最寄駅まで電車を乗り継ぎ、いつものヨガスタジオに寄る。今日は会員証を見ると、入会からちょうど9年の日だ。フロントには「スタジオ9周年おめでとう」の花籠が飾ってあった。そう、23日のオープンから数日で入会したのだった。
 9年の間、タキソテールとECの治療期間中は2回に渡り数か月ずつ休んだけれど、辞めないでこれまで続けてこられたのは我ながらびっくりだ。インストラクターさんにも「凄いですね。私よりずっと先輩です。」と言われてしまい、なんだか恥ずかしい。
 「いえ、最初は月に1,2度しか来られなかったり、体調を崩して休会したり、と劣等生でした。ようやく最近コンスタントに通えるようになり、今では1週間来ないと、身体がおかしな感じです。」とお話する。さすがに平日の夕方、参加者も少なく10人。伸び伸びとスタジオを使ってたっぷり汗を流してリフレッシュし、スタジオを後にした。

 これだけでは終わらないのが欲張りな私である。
 いつだったか、何の気なしに応募した映画の試写会が珍しく当たり、本日3つ目のミッションは映画である。2名様ご招待ということなので夫も誘ってはみたが、趣味ではないとすげなく断られたのでお一人様での鑑賞。思いのほか惹きこまれ、あっという間に2時間半が過ぎた。

 こうしてあれもこれもの代休は充実し過ぎたほど。うがい手洗いの励行で風邪もノロウィルスも撃退し(ているつもりなのだけれど・・・・。)、あと1日出勤すれば、また有難い土日がやって来る。

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