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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.4.7 親も子も、新年度本格始動

2014-04-07 20:36:54 | 日記
 昨夜、夜桜見物に出かけた息子が会館に戻ったのは23時を回っていたようだ。市バスの最終は早いと聞いていたので、大丈夫なのかと心配したが、ライトアップ中ということで、少しは増便されていたのだろうか。夜道に桜の木が映った写真がLINEに添付されてきた。

 こちらは最低限の荷物の片づけだけ終えて、入浴後、早めに就寝する。
 そしてまた、新しい1週間が始まった。自分でも重々分かっていたとはいえ、本当に無謀なスケジュールを組んだものである。
 3月中旬から土日祝日に家にいた日は一日もない。
 当然、家の中はもう情けないくらいグチャグチャ。炊事も洗濯も最低限。掃除に至ってはゴミと埃で死んだ人はいない・・・状態である。
 これからは当分どこへも行かずに引き籠って、ひたすら家の片づけをしたいというのが本音だ。

 そう言いつつ、また週末までまっしぐらに突き進み、土日は土日で大切な遠征が控えている。
 とにかく、水曜日の通院で、今服用中のタイケルブが規定量4割で十分奏功し続けてくれていること、増量や治療薬変更などがないことだけを願っている。
 だましだまし過ごしてきたが、さすがに疲れてきていると見えて、ここ数日胸痛が再燃している。そして顔の湿疹も出たり治まったりを繰り返している。指先の切れは止まらないし、足指の爪囲炎も完治していない。内服薬は飲んでいないけれど、抗生剤を塗布しながらガーゼで保護するケアが続いている。普通のパンプスはいまだ履けない。

 今日から息子は授業開始。前夜遅い時間に帰館して、ちゃんと1限に間に合ったのかどうか、初日から遅刻ではとんでもないと案じたが、本人曰く“余裕のよっちゃん”だそう。まあ、高校時代のように自転車、電車を乗り継ぎ徒歩も加えて一時間たっぷりかかっていたことを思えば、自転車利用のドア・ツー・ドアで20分だから、9時始まりなら十分に余裕なのだろう。
 今年履修できる目一杯の科目を入れても全部で12コマだそうで、少ない日は1コマ、多い日でも3コマ、土曜日はお休みの完全週休2日の優雅な時間割だ。

 私は午前中に大学院ガイダンスを終えた。また新しい院生たちを迎えた。大学の入学式は明日である。既に先週から様々なオリエンテーションが始まっているが、授業開始は明後日から。窓口は学生で溢れ返っている。落ち着くまで例年通りの風景である。
 昼時間の生協食堂もそれはそれは酷い混雑。今日は週末に出来なかった食料品の買い出しもあり、学外に出た。
 気付けば既に桜は散り始めている。ろくに見ないうちに盛りを過ぎてしまった。風が強く、花吹雪である。街路は薄いピンクのじゅうたん、とまではいかないものの、散った花びらがかなり敷き詰められている。明日の入学式にはギリギリ間に合うだろうけれど、週末には多分葉桜だろう。

 待ち侘びて、待ち侘びてようやく咲けば花散らしの雨が降り、花びらを落とす・・・この無常さこそ、文字通り儚い桜を尊び、愛でる気持ちを強くさせるのだろうけれど。
 レンギョウの黄色と桜の薄いピンクのコントラストが美しかった遊歩道も、まもなく新緑の緑が眩しい季節を迎える。

 今年の春、お花見の愉しみは叶わなかったけれど、新緑こそ、公私ともに少し落ち着いて愛でたいものである。
コメント
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