ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.2.14 ホワイト・バレンタインデーに思うこと

2014-02-14 20:02:09 | 日記
 予報通りの雪が深々と降り積もっている。
 朝起きた時にはまだ降っていなかったのだが、朝食の支度を済ませ、洗濯を干しながら、カーテンを開けてみるとすっかり本降りになっていた。
 
 夫は久しぶりに有給休暇を取った。息子にお昼を食べさせたら塾に送りこんでくれるとのことで安心だ。私は通常通りの出勤。いつものようにダウンコート、グルグル巻きストール、パンツに膝上までのレインブーツの重装備で、いざ出陣した。
 それにしても今日・明日の悪天候、受験生たちには気の毒なことだ。頑張った皆にどうか神様が微笑んでくれますように、と願わざるを得ない。

 昨日、心穏やかに見守りたい、と綴りながら、またも朝から息子に率直な感想を述べてしまった。「昨日、あれほどこれ以上何も言わないでくれ、と言ったのに・・・」と涙目で延々と抗議され、夫からも「今なぜそれを言うか。」と叱責されて、ダメ母はしょぼーん、である。
 一生懸命選んで2人に用意していたバレンタインのチョコレートを出がけに渡してきたけれど、余り嬉しそうな顔で受け取ってもらえなかった。トホホである。

 さて、昨夜でタイケルブ1錠の5日間内服期間が恙無く終わった。今朝は、先月19日に飲み始めて以来、初めて早朝の腹痛で起きることなく、朝食後にごく普通のお通じがあった。

 今晩からは予定通り2錠内服開始である。相変わらず、僅か10日しか飲めなかったゼローダの副作用が続いている。手の平の皮膚がとても薄くなっていて知覚過敏。赤みが強く皺寄っていて、押すとなかなか元に戻らない(浮腫んでいるわけではないが)から、綿の手袋をしながら仕事をしている。そして、足裏にちょっと圧力がかければすぐに赤くなる。入浴後、手足が温まると相変わらずジンジンとした痛みはある。が、眠気が勝って、眠れないこともなくなった。
 そして、あれほど酷かった口内炎もスッキリ治り、ステロイド軟膏と保湿ローションのおかげか、タイケルブの副作用で出た薬疹は、顔にも身体にも殆ど見当たらなくなったので、マスクもなし。味覚障害も出ることなく、吐き気も食欲不振もどこ吹く風。食欲旺盛になったのだが、なぜか体重だけは元に戻らない。これが唯一気になるところ。治療を続けていくうえで体力をキープすることが一番大切だから、これ以上体重を落とすと問題だろうと思う。

 そう、健康で美味しいものを沢山食べながらダイエットしなくては、などというのはとても贅沢な悩みなのだ、と思う。太りたくても太れない。食べられなくなれば間違いなく体重は増えなくなるのだから。
 ふと、昨秋亡くなった義母が「私は水を飲んでも空気を吸っても太るのよね。」と言っていたことを思い出した。とんでもない。お菓子大好きで、お肉も大好き。健啖家だった彼女は私より15cmほど小柄で、体重は私より15kg近く重かった。それが倒れて食べられなくなってからは、可哀想なくらいみるみる痩せてしまった。

 そう、この厳しい寒さに負けないように美味しいものをしっかり食べて、家族にも食べさせたい。そして、あと半月ほどの受験シーズンを心身ともに好い状態で乗り越えたいと思うホワイト・バレンタインデーの夜である。
コメント
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