生き生き箕面通信

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2265 ・今度こそ誠実な総括を――日韓国交正常化50周年を機に

2015-03-07 10:09:30 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2265(150307)をお届けします。

・今度こそ誠実な総括を――日韓国交正常化50周年を機に

 日韓両国が国交を正常化して半世紀経つというのに、いまだにわだかまりの大きな山が立ちふさがっています。両国間の国交樹立のための基本条約が結ばれたのが、1965年6月22日。その後の半世紀は何だったのでしょうか。

 当時は東西冷戦の真っ最中で、これに対応するための日韓両国の妥協が優先され、歴史問題は封印したままの”欠陥国交正常化”でした。竹島の領有権をはじめ、慰安婦問題などさまざまな問題が先送りされたままにもかかわらず、「完全に解決した」という文言を書き込みました。きちんとした戦争の総括がなされていないのです。

 しかし、この歴史問題は必ず乗り越えなければならず、何が問題として残り、両国はどのようにすれば笑顔で握手ができる状態を作り出せるのか、歴史の総括が欠かせないはずです。

 時あたかも、戦後70年の安倍談話を出すことになっています。これほどきちんとした総括を世界に示す絶好の機会はないといえます。

 ぜひとも、戦後の平和への歩みをしっかりと世界に紹介し、今後も世界への平和の貢献を誓う内容にしてもらいたいものです。ただ、この点では絶望的にならざるを得ない。

 安倍晋三という男が世界に示したいのは、「憲法9条を変更する日本」の姿だからです。もちろん、慰安婦問題もなかったかのような位置づけにします。

 安倍氏の心の底には、「東京裁判そのものが認められない」という牢固とした考えが根付いているのは明確です。その考えをベースにした「歴史修正主義」のにおいがプンプンする「安倍談話」にするのでしょう。オバマ大統領筋が、「歴史修正主義は止めておいた方がいいよ」と言ってきているようですが、どこまで耳を傾けるか。

 今度こそ誠実な総括をしたいものです。しかし、それにはまだまだ時間がかかるのでしょうか。

 安倍体制を退陣に追い込まなければ、新しい日本の未来は開けないようです。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦勝国により作られた歴史認識は修正するのが知的誠実 (神様)
2015-03-08 09:09:06
日韓関係がギクシャクする原因は、百%韓国にある。
近代国際関係の基本であるとされるウェストファリア条約の精神に反する韓国。
 従軍慰安婦のなんのかんの、まったくの大嘘である。
そんなことで日韓関係がうまくいくはづがない。
竹島は軍事力でもって強脱されたまま、
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Unknown (とろ)
2015-03-09 17:40:50
どんなに誠実に謝罪しても,相手は誠実ではないと言う事わかっているんですから,いくらやっても時間の無駄ですよ。
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