生き生き箕面通信

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2183 ・与党圧勝が何ものぞ。安倍政権は高転びに転ぶ。闘いはこれからだ

2014-12-15 07:24:20 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2183(141215)をお届けします。

・与党圧勝が何ものぞ。安倍政権は高転びに転ぶ。闘いはこれからだ

 NHKが昨夜から、「自民圧勝。与党圧勝」と繰り返しており、耳障りです。衆院の議席減があったとはいえ、自民党は3議席減らしたわけだし、公明と合わせた与党全体でみてもわずか1議席増えただけ。選挙前とほとんど変わっていないのに、「圧勝、圧勝」と騒ぎ立てるなど、笑止千万。見苦しい。

 沖縄では、「自民党は全滅」という惨憺たるありさまです。

 それにしても、野党がだらしなさすぎた。「非常に厳しい選挙だ」といいつつ、野党候補の一本化すら実現できないていたらく。まさに危機感の欠如でした。「のほほん選挙」だったと言っても言い過ぎではないでしょう。「準備不足だった。安倍首相にしてやられた」などと、情けない。安倍晋三という男に政権を奪い返されてからの2年間、民主党は一体何をやっていたのか。

 今回の選挙結果を振り返ると、主権者の思いは、「安倍政権は危なっかしいけど、アベノミクスなどといって経済に力を入れている。民主党よりもまだましか。今回は仕方ない、自民党に入れておくか」といったところでしょうか。

 どうしても自民党に入れたくなかった人のかなりの部分が、共産党に流れたともいえます。「共産党に入れたところで、安倍の暴走を止められるわけではないが、共産党に入れることで、せめてもの意地を表したい」という、これも野党のだらしなさの表現のひとつです。

 安倍政治は、これからの政権運営で必ず行き詰ると予測できます。第一に、経済政策は失敗がさらにあらわになり、消費増税を強行すれば、私たちの生活はさらにボロボロになります。

 もっとも今回の選挙結果をみれば、有権者の多くが自ら「生活がボロボロになる道」を進んで選んだわけです。そのとがめは、みずから潔く引き受ければいい。ボロボロになるのは仕方ない。

 安倍政権が、さらに共謀罪の制定に走り、憲法改定に動き出せば、日本列島を黒い雲がおおい、「おもてなしの国」は見る影もない。残念ながら、落ちるところまで落ちるほかない。

 落ちるところまで落ちながらも、反転攻勢の芽を育てたい。逆境の中で育つ芽こそが、本物に育つ。本物の野党の力を結集しましょう。「連帯」する芽を育てましょう。「連帯」できれば、日本の明るい未来に向かって歩き出すことができます。

 今回は、神様、仏様から日本人に与えられた試練です。試練を乗り越えられるかどうか、どうしたら乗り越えられるか、それが今、一生懸命に考えることではないでしょうか。

 


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7 コメント

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Unknown (とろ)
2014-12-15 19:25:07
今回の選挙は,安倍さんが時間を得るための選挙だったのかもしれませんね。
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沖縄勝ったの? (そりゃないよ獣医さん)
2014-12-15 23:29:06
沖縄の小選挙区の4区はすべて自民党は敗北しましたが、、その自民党は全員比例で復活し、下地まで復活した。
沖縄から醍醐氏が9人も出ることになった。
自民党は敗北していません。
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新自由主義の断末魔 (たま)
2014-12-16 12:55:51
今回の総選挙によって2年間の延命となった自公政権。
しかし次の総選挙では、新自由主義を推し進める現政権は国民から厳しく断罪されるに違いない。
おそらく既存の政党は分解し、最終段階に近い政党再編が進むのではないだろうか。そのとき、民意の受け止め得る政治勢力について、考えてみた。
まず好ましいシナリオとしては、もう一度再分配を重視し、国民生活の底上げによって経済の維持を図るリベラル勢力の結集。これを構成するのは自民および民主のリベラル派、公明党、社民党、生活の党など。社会保障の安定化と近隣国との関係改善が進み、東アジア経済圏の一角として、安定した成長を維持できる可能性がある。
そして考えるのも空恐ろしい最悪のシナリオとしては夜警国家・対外強行主義を志向する勢力の台頭。こちらは橋下を旗振り役として維新、自民・民主の右派が寄り集まるものと想像できる。歯止めのない円安で国民所得は大幅に低下し、所得水準は韓国を下回り中国に接近。中国との経済競争によってさらなる賃金低下の悪循環。政府は国民の不満を逸らすべく、近隣国との摩擦を演出等々・・・
どちらの可能性が高いのか?残念ながら現状では後者が有力。そうなれば憲法改悪によって9条の廃棄はもとより国民の権利に対する大幅な制限や社会福祉の切り捨てがなお一層進められる結果になると思われる。
これからの4年間、リベラル勢力の再興は喫緊の課題ですね。
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ブログ主さんの嫌いな共産党ですが (共産党支持者)
2014-12-16 18:40:21
 こんなブログもありましたよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/azuminonoyume/31812597.html

 しかし、あまり先行きは明るくありませんね。最悪のケースを想定しておきましょう。…というブログもありました。この方も、共産党よりも民主党や生活の党支持者です。
 http://blogs.yahoo.co.jp/kouheiron001/55334155.html

 こういった言論の自由が、永遠に保証される国でありますように。
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選挙は人気投票じゃない! (かやねずみ)
2014-12-16 20:59:37
共産党が、野党共闘すれば、流れは変わる、という意見には?と思う。共産党が譲歩して、他の野党候補一本に絞ったとして、果たして自公に勝てるのか?野党の票を割るのが共産党、という決めつけはいかがなものか。ほかに選択肢がない状態にすれば共産党支持者がなびくということが言いたい?で、首尾よく自公に勝てた場合、協力した共産党と連立政権をするつもりがあるのか?
共産党を切り捨てないという確約はあるのか?
共産党が、野党の足を引っ張るという意見は自分勝手と思えるが?共産党は地道な努力をしていると思う。
二大政党でなくていいじゃないか、自民が小さくなるようにすればいい。野党がそれぞれ人材を発掘すればいいだけの話。選挙制度を改善する必要があるのは確かだけれど。
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高転びする前にやってほしいことども (神様)
2014-12-17 11:16:07
・改憲
・自衛隊の国軍化
・経済政策の大転換(新自由主義→ケインズ主義)


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民主党、しっかりしろ! (たま)
2014-12-17 18:06:07
>共産党が譲歩して、他の野党候補一本に絞ったとして、果たして自公に勝てるのか?野党の票を割るのが共産党、という決めつけはいかがなものか。

その通りですね。
今回の総選挙で野党がふがいない結果に終わった要因は、偏に自民党との違いが明確ではなかったことに尽きると感じます。今回民主党は、維新のような右寄りの政党に接近しようとしたことで反自民の有権者の票を掬いきれなかったのではないでしょうか。それが結果的に低投票率や共産党の伸長につながったと考えられます。
民主党を中心とする反自民勢力はもう一度自らの立ち位置を見つめ直し、再分配を重視した経済政策を提示すべきだと思います。その結果として、共産党と共闘できる場合は選挙協力すれば良いのです。
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